初めて買ったビートルズのアルバムは「Sgt. Pepper」でした。
当時小5か小6のどちらか。
ビートルズに脳天を直撃されて、ラジオや友人のレコードで貪るようにビートルズを聴き始めた頃のこと。
お金がなくて、おいそれとレコードは買えません。
初めて買ったレコードは、当時リアルタイムだった「Let It Be」のシングル盤。
そして、初めて買ったアルバムが、この「Sgt. Pepper」です。
小学生が渋すぎじゃね?
その通り!
実は、友人の兄貴から廉価で譲り受けたんです。
ちなみに、初めてレコード店で購入したアルバムについては、以前に思い出をしたためています。
その頃、このアルバムのことは全く知らなかったと思います。
ジャケットの髭面を見て、当時痺れていた初期の疾走感溢れる曲調ではなく、きっと「Let It Be」みたいな渋いやつなんだろうと針を落としたら、もうカオスみたいな曲ばかり。
「しまった!」
「これなら、4曲パックのEP盤を買えば良かった・・・」
当時、中学生だった友人の兄貴にしたって、そんな易々とはレコードを買えなかったはず。
「きっと、聴いたらつまらなかったから、安く譲ってくれたんだ」
「つまらないもの買っちゃったよ」
と嘆いてみても後の祭り。
それでも、聴いているうちに何曲か気に入った曲がありました。
それは、後に高く評価された「A Day in the Life」でなければ「LSD」でもなく、ジョンの「Good Morning Good Morning」とポールの「When I'm Sixty-Four」でした。
私に音楽的素養がなかったのも確かですが、小学生にはこの辺りが精一杯だったんじゃないかと思います。
「When I'm Sixty-Four」は、例によってポールがちゃちゃっと作った感じの佳曲です。
小学生でもわかるこのタイトル。
自分もいつかはこの歳になるんだあと思って聴いていました。
その後、本当にいろいろありましたが、こうして何とか辿り着きました。
「天国への階段」をまた一歩上ったかな
なお、ビートルズを知らない方に誤解を与えないように補足しますと、、、
アルバム「Sgt. Pepper」は、当時の私には全然ピンときませんでしたが、かつては「ロックの金字塔」とまで呼ばれた名盤です。