Now or Never

今でしょ!

【狂犬通信 Vol.137】越中國新川郡樫ノ木城

半年以上止まっていた飲み仲間「綾瀬の狂犬」氏の訪城レポートが再開しました。
毎日届くメールをこのまま溜め込むとストレスになりそうなので^^;
富山の訪問記を連載します。

お城や歴史に興味ない方は、、、
しばらくスルーでお願いしますm(_ _)m

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樫ノ木城は富山県南部、飛騨街道(現R41)から約10km程度西側に入った山中にあります。
残された古文書からこの城は、上杉氏が越中南部を押さえるために使用していた事が解っています。
永録年間の中頃には、上杉謙信の命を受けて、飛騨守護代の三木自綱がこの城に在城していました。
(余談ですが、謙信の父の長尾為景は、越中守護の畠山氏から正式に越中新川郡の守護代に任じられています。)
この城は今はなき歴史読本のお城特集で富山県の城ベスト10にも選出され、多くの城本にも掲載されているのですが、城のある樫ノ木集落が廃村と成ってしまった関係もあり、荒れ放題と成っています。
城の入口も誰かが巻いてくれたピンク色のテープが無ければ、全く解らない状態で、城内もマニアな先人達が踏み分けた痕跡が無ければ、前進もままならない状態です。
村落があった時代の耕作の影響で曲輪内の一部は破壊されている様ですが、明確な意図を持って設置された虎口等、見るべきものの多い城ですが、見学には全く不適(って言うか、下草の枯れた季節以外は来ない方が良いです。)な城ですね。(T_T)
先人達の踏み後を見失ったため、切岸(防御のための人工急斜面)の直登坂を実行しましたが、藪の中でむし暑く、まとわりつく下草を掻き分けながらの行動は確実に体力を奪っていく…。
死にました…。\(--;)

樫ノ木城入口

樫ノ木城空堀