Now or Never

今でしょ!

霊域

高野山行きの続きです。

2日目の朝。
奥之院を心の目で見て、ちょっとは気の利いた昼食をいただこうと胸に誓って宿坊を出ます。

実はこの日、遅れてやってくるカミさんと奥之院で待ち合わせていました。
金曜日仕事だったカミさんは、その夜の深夜バスで移動してきて、南海高野線の終点極楽橋駅から、不動坂~女人道~高野三山を巡って奥之院に13:00頃到着予定とのことでした。

これに合わせて、私は「るるぶ」に載っている奥之院を囲むように回る散歩コースをゆっくり回ることにしました。

この日も好天です。

一の橋から境内へ進みます。

空海が腰かけたというんで、私も腰かけてみたんですが、、、

8世紀からここにあった石に見えないのは、私の心が曇っているからでしょう。

参道の中間付近に架かる中の橋

今見ると、橋の全貌がわかるようにもうちょっと気の利いたアングルで撮れよと思うんですが、この時は心の目で見るのが優先だったので仕方ありません(笑)

これ、確か「るるぶ」で見たやつ

化粧地蔵

この付近で、参道から離れて奥之院を周回する道に向かいます。

院内には、歴史上の人物、著名人、大手企業などなど目を惹くお墓がたくさんあります。
物見遊山で写真を撮りまくるのは控えましたが、これもついカメラを向けてしまった一つです。

無縁塚

さあ
ここから進路を右手にとって周回路に入ります。 

ちょうどこの時カミさんからLINEで伝令が入りました。

「12時くらいに着きそう」

ぎょえ~~~
1時間短縮っすか・・・

仕方なくギアを上げます。

しばらく行くと、女人道巡りのコースである転軸山への登り口がありました。

ここを登ると方角的に近道であることは明らか

さあ登ったものかと迷っていると、ハイカーと思われる外国人がやってきて、「こっちへ行くのか?」とばかりに転軸山方面を指差します。

自分の足や道を指差しながら、日本語で

「私、足が痛い」
「こっちへ行きたいけどダメ」
「だからこっちへ行く」

と平坦な道路を指差すと、彼は何となく理解できたようで転軸山方面へ向かおうとしました。

「頑張って」

と声をかけると

「technology」と言いながら、自分のスマホを私の方へ向けます。

翻訳アプリを使おうとしているのがわかったので、もう一度

「頑張ってね」

と声をかけると、ニッコリ笑って登って行きました。

結局平坦な道を選択して足早に進んだんですが、この後「るるぶ」の大雑把過ぎる地図のお陰で迷子になりかけました。

往生しながらも奥之院に戻ってきて、少々遅れましたが御廟橋付近で無事カミさんと合流。

ここからは2人で、弘法大師の御廟がある霊域へ。
燈籠堂の厳かさに圧倒されながらお参りしました。

参拝を終えるとちょうどお昼時。
R371の奥之院バス停前「新中の橋会館」の食堂で昼食をいただきました。

「レストラン中央」にて

昼食後は、カミさんの希望でメインストリートを東から西へぶらぶらと食べ歩き。

壇上伽藍と金剛峯寺を回ってから高野山とはお別れ。

来たルートを逆戻りでこの日の宿に向かいます。
バス→ケーブルカー→南海高野線と乗り換えますが、橋本駅では南海高野線の急行に乗り換え紀見峠駅で下車。

出来たらこれに乗りたかったんですが・・・

特急こうや

この日投宿する紀見峠駅には停車しないとは無念じゃ

駅前には1軒の商店のみ

宿は駅から近いものの坂の上にありました。

ふうっ

とうちゃこ~

紀伊見荘

結局この日は2万歩超え。

夕食では

ついつい酒の飲み放題を注文。

部屋に戻るや8時前には寝てしまったようです。
そして何とこの日も風呂に入りそびれてしまった。

翌朝、朝食前に3日ぶりのお風呂をいただきました。
PH9.1のアルカリ性の湯で、トロトロの肌触り。
高い炭酸水素イオン成分は抗酸化作用で人の病気や老化の原因となる活性酸素を排出し若返り効果があるとのことでした。

(続く)