2日目の朝。
風呂こそ入り損ねましたが、起きると顔を洗い歯を磨き下着も替え、浴衣をキリっと着直してから本堂に向かいます。
朝勤行の開始は6時でしたが、私が一番乗り。
ふふふ
心構えが違うんだよ。
本堂には、前日「写真はご遠慮・・」と窘められた住職さんが既にいらっしゃいました。
住「浴衣でのご参加は遠慮いただいています」
赤「はっ、着替えてきます」
またやっちまったよ・・・
慌てて着替えて戻ってくる頃はほぼ6時で、既に十数人が集まっていらっしゃいました。
きっと
「こんなギリギリにやってきて、心構えが足りないんだよ」
くらい思われたんだろなあ・・・
法話から始まり、参加者の質問に住職が答える質疑応答?の時間があって、それから読経が始まります。
そして最後に、おそらくは通常参拝者が入れないご本尊が祀られた奥まで導いていただき、目の前でお参りさせていただきました。
法話の中で頭に残ったのは
「目ではなく心で高野山を見ていっていただきたい」
でした。
SNSにのっける写真の構図に夢中にならないで、心に響く光景を見つけ出そうと、この時強く思ったことです。
朝勤行が終わると、部屋に戻って例の朝食をいただいてから安養院を後にしました。
この時、昼こそはもうちょっと気の利いた食事を摂ろうと強く思っていました。
(続く)