東北新幹線の全通によって、上野~青森間を走る夜行寝台「あけぼの」が廃止になるとの勘違いが発端で、先週末に青森まで行ってきました。
事の発端は、いつものように飲兵衛で乗り鉄の友人「じみーぺい爺」氏と新子安のどこかの飲み屋で一杯やっていて、、、
「銀河も乗り損なった・・・」
「北陸も乗り損なった・・・」
「餘部の鉄橋も見損なった・・・」
「あけぼのでまた同じ後悔をするのか・・・ お前は本当にそれでいいのか? 一生に一度くらい自分の全てを投げ打って、思ったままのことをやるべきじゃないのか! お前はそれでも男か!」
と、言い争ったかどうか、酩酊していて覚えていませんが、酔った勢いでの企画であることは間違いありません。
Bソロの切符がとれた後で、あけぼの廃止の計画が現状ないことを知り大義名分を失いましたが、まあ理由なんか何でもええわい、既に久しぶりの寝台に興奮わくわくモードとなってました。
指折り数えて先週の金曜日がとうとうやって来た。
バブル期のOLよろしく、週末旅行の荷物を携えて出社し、仕事を終えて上野駅に直行。
友人と落ち合って、さっそく上野駅構内のそば屋で軽く一杯。
入線時刻を見計らってホームに向かってしばし、あけぼのはやって来ました。
ちなみにこれは、私が幼少のみぎりに上野駅で出会ったあけぼのです。
この通り昔も今も写真がド下手で~す。
乗りこんでからはスーツから浴衣に着替えて早速2次会。
そのうちウトウトしてきてベッドに倒れこみ、起きた時は秋田目前でした。
起きてから、遅ればせながら車内の探索に。
さすが昭和の老兵。いい雰囲気です。
そうこうしているうちに青森到着。
牽引機は、長岡駅でEF81にバトンタッチしていました。
青森に着くと、コーヒーを飲んでからブランチを求めて市内へ。
美味しい三色丼(ウニ、イクラ、ホタテ)でお腹を満たしてから、アウガの新鮮市場やA-FACTORYを冷やかしました。
その後、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に向かいましたが、船内見学は有料で時間の余裕もなかったので、一足踏み入れてUターン。
「中はどうなってたのかな~」と帰ってから思い出してネットで調べると、嗚呼何と、キハ82、10系客車(形式不明)、そして"ヒ"!
これら当時ゆかりの車両が、船内のレールの上に展示されていたというではあ~りませんか!
これで、もう一度青森駅を訪れる理由ができました。
午後に入って、青い森鉄道(東北本線)で水虫温泉・・、いや浅虫温泉へ。
強風にさらされてぶるぶる震えながら、駅から程近くにある「ゆ~さ浅虫」に駆け込みました。
「ゆ~さ浅虫」は当地の道の駅ですが、何と階上に青森湾が見渡せる展望風呂(「はだかの湯」)があり、これがたったの350円。
ちょうどタイミング良く人もまばらで、のんびり青森湾を見下ろしながら五十肩に効くストレッチを繰り返しました。
温泉をあがってから青森に戻り、朝に立ち寄ったA-FACTORYでお買い物。
友人奥方お勧めの完熟アップルジャム(りんごワーク)を私もつられて買ってみましたが、これが大当たり!
ベタベタと甘くない大人の味って言うんでしょうか。
日曜日に持ち帰った400g瓶が残り既に2割程となっています。
夕方になって「日本海庄や」で「よろこんでっ!」を聞きながらホタテ尽くしを堪能。
「おさない」に未練を残しながらも、あけぼのの待つ青森駅に向かいました。
復路のあけぼので訪れた奇跡!
私が乗ったのは、、、
オハネ24 555の5号車の5番!
生涯のラッキーナンバーが決まった瞬間かも・・・
年末の有馬記念と東京大章典で試してみましょうか・・・
横浜駅で友人と別れた後、旅の締めくくりは相鉄線構内の「星のうどん」の牛すじうどん。
こんなことやってるから痩せないんだよなあ~
でもまあ、呑んで食べて幸せ満喫の旅。
いやあ、鉄道の旅ってほんとにいいですね。
サロンカーや食堂車やワゴン販売や自販機がなくても全然へいっちゃら~(事前調達は必須だけど)
新幹線なら東京から3時間20分で行ける青森まで約13時間かかりましたが、時間を持て余すどころか、短かすぎて物足りないくらいでした。
さあ、次はどこに行こうか ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク