毎年この時期に世間を賑わす作家がいます。
そう、村上春樹です。
果たして今年こそはノーベル文学賞を受賞できるのでしょうか。
先日は、イギリスの大手ブックメーカーでオッズNo.1と報じられましたね。
私はハルキストどころか、恥ずかしながら一編の小説も読んだことがありません。
しかし、この2冊は愛読書^^;
さて、ジャズに留まらず音楽愛好家である村上春樹の執筆物で、これまで読みたくても手に入らないものがありました。
これはスタン・ゲッツの超マイナーなアルバム。
ジャズファンからも忘れ去られたアルバムですが、かれこれ30年以上前に村上春樹がライナーノーツを書いています。
内容を要約して紹介されているサイトもありますが、原文で読みたくなるのが人の性ってものでしょうか。
このアルバムを、先日とうとうネットオークションで見つけて購入。
指折り数えて遂に到着。
待ちに待ったアルバムは、ジャケットも帯もかなりくたびれたシロモノでした。
でもそんなの関係ねぇ!
針を落とすよりも先に、ライナーノーツを引っ張り出して見れば、、、
ガーーーン!!
インサートは確かにあるのですが、ライナーノーツではなく企業広告じゃないか!
しまった・・・
気分が高揚した時にいつもやらかす失敗、「舞い上がって大事なところの確認を失念」ってやつです。
でも、、まあ、、このアルバム聴いたことなかったし。
ライナーノーツなんかで一喜一憂して本末転倒、俺が馬鹿だった。
とにかく音楽を楽しもう。
気分を取り直して針を落とします。
外見同様に盤も状態イマイチでチリチリノイズが耳につきます。
そして聴こえてきたのは、イージーリスニングと言うのでしょうか、インストのバラードとでも言うのでしょうか。
まったりとしたポップス調の音楽。
自分には、好き嫌いにさえ分けられない、興味対象外の曲が流れてきました。
しかしA1ではがっかりしたものの、A2のややハイテンポなラテンチックな曲は悪くない。
そしてA3は疾走感もあり「結構いいじゃん」と楽しみ始めたところだったのに、ああ、なんてこと!
A4で針飛び永久ループ発生!!
もう何もかも嫌になりながら(笑)、販売元に事情を説明して返品を依頼したところ、「送料含めて全額返金する。商品はそちらで処分いただいて結構です」と、迅速で丁寧な連絡あり。
そう言えば、何年か前にチャンデバ(SONYのTA-4300F+TAD-43F)をネットオークションで購入した時のこと。
届いた商品を見た瞬間に、イメージと異なる外見にがっかりしてしまった。
まあ仕方ないと我が家のオーディオシステムに組み込んで音を出してみれば、一チャネル音が出なくて返品扱いになったことがありました。
良くもならなかったけど悪くもなっていない。
自分はこんな風な運命にあるのか。
今日は久しぶりにオフの日。
こんな駄文書きながら、これを聴いて過ごしています。