これは、朝ポタからの帰宅が、大ボケかまして目標より1時間遅れたため、近場をターゲットにのんびり歩いた先の土曜日の散策の記録です。
以前、白根~菅田~小机方面を歩いた時に、鴨居にも鎌倉道があることを知って、いつか歩いてみようと思っていた道筋を辿りました。
起点は、神奈中"5系統"の峯小学校前バス停。
バス停のすぐ傍、R16沿いの神奈川県警保土ヶ谷警察署。
この付近から、R16と分かれて鴨居方面への道へと踏み込みます。
ここから先のルートが全て鎌倉道ってわけではありません。
鴨居原付近の鎌倉道を地図上で辿ってみて、一番自然な軌跡を描く道を散策ルートとしてみました。
しかし、歩き始めると、のっけから古道を思わせる所がありました。
峰坂。
この時、思わず心の中で「当たり!」と叫んでガッツポーズ!
いつから、こんな古道散策好きのオヤジになっちゃったんでしょう(笑)
石碑に刻まれた案内を読めば、
「むかしこの道は八王子に通じた唯一の交通路でした」
とあります。
この坂道は、かつての八王子往還(R16の前身)だったんでしょうか?
昭和18年当時の地図をみる限りでは、とてもそうは思えないのですが・・・
今回歩いた道は、これまで一度も通ったことがありませんが、これと交差する道々のいくつかは、車で何十回、道によってはおそらく百回を超えて走り慣れた道です。
この縦糸と横糸をつむぐ感じが、パズルを解いているようで面白いんだよなあ~
和田町から三ツ沢方面へ通じる坂道。
以前はここをトロリーバスが運行していました。
歩いていて気付いたのですが、向かって右は神奈川区、左は保土ヶ谷区。
随分と長い距離、区境を歩いていたようです。
これは古道の証?
今では、環2の開通によって山が切り崩されて切り通しとなり、橋が架けられていますが、以前はこのルートが尾根道だったと思われます。
これは、環2が開通する前に、上星川から三枚町経由で新横浜方面に向かう時によく利用した道との交差点。
夕刻になると、R16との合流地点はいつも大渋滞で、抜け道探しに躍起となったことを思い出します。
R16の梅ノ木から新横浜方面へ通じる道との交差点近くには、旭硝子の中央研究所が。
交差点傍の「旭硝子入口」のバス停は意識していましたが、実際にこの前を通ったのはこれが始めて。
ちなみに交差した道は、先ほどの三枚町方面への道の混雑を避けるためによく利用しましたが、この道もそれなりに混雑しました。
馬頭観世音の石塔。
今回の散策のきっかけとなった、白根から菅田方面への道との交差地点。
この近くに、辻山の庚申塔の案内板があり、鎌倉道の存在を知りました。
ここを通過してしばらく先に、鴨居原市民の森の入口が。
こちらの案内をよく見れば、、、(左上の赤丸箇所)
更に先に進むと、、、
この付近は「鴨居原」と呼ばれ、縄文時代の遺跡が発見されて埋め戻されたようです。
今では、この通り農専地区となっています。
この先、住宅街を抜けて、杉山神社を横目に急坂を下りると、最後はあっけなく鴨居駅前にとうちゃこ。
↑緑色以外が何故か脱色?している・・・ ちょっと雰囲気あるけど、何でこの写真だけこうなった?!
交差点付近の庚申塔?が、この場所に古道があったことを示しています。(多分・・)
鴨居駅前で腹ごしらえをしてから、鶴見川~恩田川沿いに中山駅まで歩いて、
この日の散策を終了。
・・・と思ったら、中山駅から自宅近くへ向かうバスのダイヤのタイミングが悪く、自宅から約2km離れたバス停から歩くことになり、気が付けば2万歩オーバとなりました。
地元で地味で爺っぽい「3G」ネタとなってしまいました。
ここまで付き合っていただいた方には大感謝です。