昨日、この秋鉄道関連イベントの第2弾?、横軽跡に整備されているアプトの道を歩いてきました。
メンバーは、前回の御殿場線行きと同じく、じみーぺい爺さんと車掌さんです。
前回は鉄分が少な過ぎたとの反省のもと、今回は車掌さんお墨付きのルートを、車掌さんのガイド付きで訪れたリベンジ&鉄板企画です。
横浜から湘南新宿ラインで高崎へ。
A6編成リバイバルストライプのあかぎ8号。
横浜では見られない車両たちについ興奮^^;
横川駅まではロングシートの107系です。
こんな車窓なのにもったいない・・・
浅間山や妙義山を眺めているうちに横川駅に到着。
さあ、アプトの道の起点です。
旧熊ノ平駅まで片道6.0km/115分の道のりです。
ここで、とっても大雑把な横軽の歴史。(ウィキペディアより)
ちなみに「横軽」とは1997年に廃線となったJR信越線の横川駅~軽井沢駅間のことです。
・1893年(明治26年) 官営鉄道中山道線(後の信越本線)として横川~軽井沢間がアプト式で開通
・1963年(昭和38年) 7月 旧線のやや北側をほぼ並行するルートで粘着運転式の新線が1線で開通
・1963年(昭和38年) 9月 アプト式廃止
・1966年(昭和41年) 旧アプト式線の一部を改修工事する形でもう1線が開通し複線に
・1997年(平成9年) 長野新幹線の開通にともない信越本線の碓氷峠区間(横川~軽井沢間)廃止
アプト式とは、ラック式鉄道の一つで、急勾配区間を歯形レールを噛み合わせて上り下りするもので、現在でも大井川鉄道の井川線(南アルプスあぷとライン)で見ることができます。
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スタートしてしばらくは、新線の上り線跡が遊歩道となっています。
丸山変電所跡。
案内板に紹介されている整流器の実物は、、、
帰りに立ち寄った碓氷峠鉄道文化むらに保存されていました。
ガイドさんが教えてくれたのが、かつての避線跡。
「避線」とは初めて聞いた言葉ですが、軽井沢方面から坂を下って来た列車が、ブレーキの不調等でスピードがコントロール出来ずに危険な場合に、本線からポイントで分岐させて進入させる線路のことだそうです。
要は安全側線?
今では、線路はもちろんのこと路盤も確認できないとのことなので、敢えて藪こぎはしませんでした。
さて、ここからいよいよ急勾配にかかります。
向かって左側の急勾配が、旧線(アプト式)を改修して開通させた新線の下り線。
右側の緩勾配が、新線の上り線跡を利用したアプトの道。
ややっこしいですね(笑)
次のポイントは峠の湯。
新線の下り線を利用して走るトロッコ列車の終点となっています。
そして、ここまで新線の上り線跡に作られていた遊歩道は、
新線から離れて、
いよいよ旧線(アプト線跡)を辿っていきます。
この1号トンネルに始まり、全部で10箇所のトンネルをくぐると、終点折り返し地点の熊ノ平です。
眼下に見えるは碓氷湖。
近接する3・4・5号トンネル。
この3つをくぐると、この道のハイライト、碓氷第3橋梁です。
別名、めがね橋。
全長91m
川底からの高さ31m。
いつか世界遺産登録が叶うといいですね。
(後編へ続く)