Now or Never

今でしょ!

大野山ハイキング

さあ本番です。

JR御殿場線山北駅に11:00集合としました。

電車はこの時間帯、ほぼ1時間に1本しかないので、必然的に3人とも山北駅10:53着の電車で同時に到着。

久しぶりに会って積もる話もあるところです。

再会を祝して、先ずは駅近くの食堂で腹ごしらえ(笑)

これから行楽に出かける風情なのに、がっつり食事している私たちに、お店の方がちょっと興味をもたれたようです^^;

カツ丼を食べるじみーぺい爺さんに驚愕を覚えつつ、自分はチャーハンをペロリと平らげました。

ちなみに車掌さんは、確か野菜炒め定食。

今思えば、ここはコンビニおにぎりを1つ2ついただく程度にしておくべきでした。(いや、マジで)

お腹を膨らましていざ出発。

駅前の観光協会でルートを確認して、先ずは駅のすぐ隣りに静態保存されたD52を見に行きます。

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駅横のここには、その昔山北機関区がありました。

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全盛期には、駅と機関区合わせて650人もの鉄道マンがここで働いていたというから驚きです。

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◆とっても大雑把な御殿場線の歴史◆ ※ウィキペディアより

1889年(明治22年) 国府津~静岡間開業

1934年(昭和9年) 丹那トンネル開通。国府津~沼津間の山越えルートは、東海道本線から地方路線「御殿場線」に格下げ

1943年(昭和18年) 山北機関区廃止。御殿場線単線化

この単線化にともなって今も残る単線撤去跡の遺構を見て歩くのが、この日の趣旨でした。

ここからは線路沿いを西に歩きます。

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三良橋。

いい感じです。

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桜の名所。

春は人だらけになるらしい。

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旧R246沿いに進んで樋口橋交差点で新道と合流する先、水力発電所用の放水路を潜るトンネルが二つ並んでいます。

左が現在のR246のトンネル。右はR246旧道のトンネル。

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観光協会で教えていただいた通り右側のトンネル(安戸隧道)を通って、出た先をすぐに右折。

だんだんと人里を離れてきますが、まだまだ舗装路。

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遠くに都夫良野トンネルの入口が望めます。

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さあ、やって来ました。

いよいよ登山口です。

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ん? 登山??

ハイキングですよね?

そして早速やってきた分かれ道。

共和小学校を経由するルートと経由しないルートの二者択一です。

所要時間に大きな違いはないため、とっかかりはより平坦に近い共和小学校経由ルートを安直に選びました。

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こちらは緩斜面かと思いきや、あっという間に勾配がきつくなりました。

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斜面に佇む集落の中、急坂を登ります。

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汗をたっぷりかき、ぜえぜえ言って登りながら、「もうどの位登ったかな?」「そろそろ半分くらい?」なんて思っていたのだから暢気なもんです。

この付近から遥か遠くに見えた、樹木が生えていない一帯がまさかこれから目指す山頂だったとは!

そうとわかっていれば、その場で引き返したかも知れません(笑)

ルート上で目安の拠点となっている共和小学校の近くで。

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この先、いよいよ本格的なハイキングコースとなりました。

写真はありません。

撮っている余裕もなくなり、ひたすら歩きます。

歩きます。。

歩きます。。。

一体どこまで進んだのでしょう?

もしかして、一度踏み込んだら二度と帰って来れない樹海に誤って踏み込んでしまったのか?

いや、すれ違うハイカーの数が、どういうわけか確実に増えて来ました。

そしていよいよクライマックスが近づいたようで、すれ違う方が「もう少しよ」「頑張って」と声をかけてくれます。

そんな中で、「最後に長~い階段を上ればゴール」って教えてもらった時は背中を冷たいものが流れました。

そしてそれはやってきました。。。

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長いよ。。。

堪え難きを堪え、忍び難きを忍んで、ようやく頂上へ!

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疲れたけど、こんなご褒美をいただきました!!

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途中から遅れたじみーぺい爺さんを待ちます。

待っている間に車掌さんと語る。

今でもFTRAINの活動が続けられていると聞いて驚きました。

もちろん車掌さんも参加しています。

「若い人の参加がなかなかなくて」と嘆いていました。

彼は、私から見れば、長いことFTRAINの活動に参加している筋金入りの鉄ちゃんです。

ところが、彼曰く、FTRAINには実際の鉄道の保存活動を行っている仲間もいて、工場見学とかやると、「○○に使う特殊な工具はあるか?」とか、「××の図面を見せてくれないか?」とか、関係者も理解できずにポカーンとするほどのディープな方もいて、自分とはレベルが全然違うと謙遜?していました(笑)

そうこうしているうちに、じみーぺい爺さんからメールが届く。

じ「もう1歩も歩けない。俺のことはいいから先に行ってくれ!」

赤「馬鹿野郎! 必ずいっしょに山から戻ると誓ったじゃないか!」

なんてメールのやりとりがありましたが(嘘)、しばらくするとじみーぺい爺さんも無事上がってきてホッとしました。

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ここまですっかり長くなったので、谷峨駅までの下山の模様は写真をご覧いただき想像してください。

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地元の方に教えていただいた、Googleマップにも出ていないショートカットを通ってr727に降りてきた時は、ちょうど日の入り、夜のとばりが降りる頃。

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皆、すっかり疲れていたので、川西橋バス停から谷峨駅までは富士急バスに乗車。

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谷峨駅にとうちゃこ。

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構内踏切がある谷峨駅から御殿場線に乗車し、、、

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松田駅→新松田駅で小田急に乗り換え、小田原に出て反省会。

今回は鉄分が少な過ぎたので、来月同じメンバーによる再戦を企画して別れました。

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この日はトータル3万歩強歩いて、早朝自転車にも40km乗ったのですが、帰りに地元駅で我慢出来ずに味噌ラーメンと半チャーハンで締めてしまい、消費カロリーばかりでなく摂取カロリーも大幅超過!

あんなに疲れた割りには体重減には寄与しない不思議な1日でした^^;