Now or Never

今でしょ!

意識的有能

先日、食べ過ぎ・呑み過ぎがコントロールできない話を書きました。

「わかっちゃいるのにやめられないのは、ほとんど心の病なんよ~」

って言う、かかりつけの内科医師のコメントも紹介しました。

実際に、毎日夕刻近くまでは「今日こそは絶対に休肝日!」と心に決めているにも関わらず、退社して家路に着く頃には「今夜だけは呑もう。明日はキッチリ休肝日だ!」と、決意もグダグダになる毎日。

こんな毎日を何ヶ月、いや何年も過ごしてきているので、

「おそらく自分は、深刻な病気にかかって身体を壊すか死なない限り、週2回の休肝日なんて一生守れないんだ・・・」

と、残念な自分に愛想を尽かして諦めの気持ちが湧きつつありました。

ところが、前回の記事を書いたほんの数日後、ネットでたまたまNLP神経言語プログラミング)を紹介したサイトが目に付きました。

読みかじりで正確な説明ではないかも知れませんが、NLPとは(私の大嫌いな言葉)自己啓発の手法の一つらしく、要は人が勉強や仕事で潜在能力を引き出すためのプロセスを説明する理論らしい。

難しい原理には全く興味ありませんが、人が何か継続して実行する目標を決めて、これを定着させるまでの4ステップという考え方に興味を惹かれました。

「やる気」に左右されず、「あたりまえ」にできるようになる4ステップ

 【ステップ1】わからない状態(無意識的無能)

 【ステップ2】わかっちゃいるけど状態(意識的無能)

 【ステップ3】がんばる状態(意識的有能)

 【ステップ4】あたりまえ状態(無意識的有能)

これを私の減量作戦に当てはめると、、、

【ステップ1】

・減量のために食べ過ぎと呑み過ぎをやめたい。が、具体的に何をどこまでやればいいのかわからない。

【ステップ2】

・カロリー計算を開始。一日にどれだけ飲み食いして、どれだけ動けばいいかがわかった。でも、我慢できずに目標を超えて毎日飲み食いしてしまう。

ここまでが、これまでの自分。

やるべきことを意識したので、次はステップ3、もうこれはやるしかない。

「心の病」なんかではなく、目標に向かって頑張れるか、頑張れないか、ただそれだけだ。

私が目にした記事では、執筆者は自身のコンサル経験から、ステップ3の期間を「最長8ヵ月」としています。

即ち、最長でも8ヶ月程度継続すれば、頑張れば出来ることが無意識に出来てしまうようになり、頑張る必要はなくなる。

いつもの自分なら、

「そんなうまいこと本当にいくのかよ・・・」

と疑ってしまうところですが、思えば禁煙を始めて早9ヶ月、いつの間にやらタバコを我慢しなくなっていることに気付いて納得してしまいました。(俺って単純)

そして一念発起。

今度は飲酒の習慣を改善することに取り組むこととしました。

(注)決して「禁酒」ではありません(笑)

日常的に酒を飲む習慣(習慣飲酒)を断ち切って、機会飲酒(時たま何かの機会に飲む程度)へと華麗なる変身をすることに。

(ちなみに、厚生労働省は「週に3日以上、1日1合以上の飲酒」を習慣飲酒と定義しています)

自分の場合は、毎日の習慣的な飲酒をやめれば、毎日のカロリー摂取も適量となることがデータでわかっています。

始めてから今日で1週間。

週2どころか、何と1週間も我慢できたじゃありませんか!

自分の記憶では、1週間も酒を飲まなかったことって、20年前に腹膜炎で手術・入院した時以来かと。

1週間くらいで成功談を語るにはまだ早いけど、強いて順調に進んでいる理由を挙げると、禁煙と同様「今回ダメなら、もう一生だめだろう」って気持ちが支えているのも一つですが、むしろ、これまで停滞していた減量が進んで僅か1週間でも効果が数字で見えることと、起床時の頭と身体のすっきり感が半端ないことに気付いたことが大きいです。

一つはっきり言えるのは、タバコと酒を控えたことによって、生活がより自由になったこと。(→タバコや酒をやることによる制約がなくなった)

そして、自分にとって楽しいことに使う時間が長くなったこと。(→家に帰ってからの時間の使い方)

おそらくはもう、タバコと同様に元には戻らない、いや元には戻れないと思います。

これでとうとう私も、

「酒もタバコもギャンブルもやらない真面目な(つまらない?)人」

って奴になりました。

ちょっと前までは想像出来なかった自分です。

何だか自分じゃあないみたい。

一体、何が起きているんでしょう(笑)