東日本大震災から4年が経ちました。
あの壮絶な体験を経て、その後日本はどう変わったのでしょうか?
25兆円の復興予算は4年間で8割超を消化するも、復興はなお道半ば。
4年経った今なお9万人近くが仮設住宅での生活を余儀なくされている。
仮に設けたから「仮設」でしょ?
このままでは、震災に遭った方々が恒久的に暮らす住宅を指す言葉になっちゃうよ。
エネルギー政策も大いなる失望の一語。
国民の真意を問わず、国家的議論もしないで、なし崩し的に進める「トイレなきマンション」の再稼働。
エネルギー政策を見直す、ある意味絶好の機会を得たにも関わらず、今後のエネルギー政策の明快なビジョンを出せず、ピンチをチャンスに変えることができなかった。
残念ながら、これが現在の為政者の実力、と言うか日本国の実力なんでしょう。
今の緩んだ政権に皆でお灸をすえると、これに代わる政権がどれだけのものかを、あの大事な時に見てしまった私たち・・・
いっそのこと、日本の政治をアウトソーシングするのはどうだろう?
東日本大震災を教訓に脱原発を決定したドイツのメルケン首相にお願いしてみる?
なーんてもちろん冗談。
ですが、今や日本には安倍首相にもの申せる者はマスコミ含めていないようで、極めて常識的な先進国の首相の言葉はある意味貴重と言ってもいいかも知れません。
もちろん示唆された通りに行動すべきとは決して思いませんが、真摯に受け止める意義はあると思います。
ところで偉そうに言ってるけど、自分はどうなんだ?
緩んでいるのは、自分もいっしょじゃないか?
4年前にこんなことを書きました。
>今私に出来ることは?
>
>・義援金
>・節電
>・節水
>・節ガス
>・車を使わない
>
>微力で本当に切なくなります。
>せめて、被災地が元気を取り戻すまでの間、日本が元気を失わないように一生懸命仕事したいと思います。
その後、被災者・被災地のため、そして日本のために、自分は何をやったのか? やっているのか?
いつの間にやら電力不足が見た目解消し、あの時の危機感も忘れて、少ない資源を皆で大事に使おうって気持ちもどこかに置いてきいていないか?
このところ車はすっかり使わなくなったけど、これは単なる健康志向の産物だし。
仕事だって、自分と家族の生活を守るためと割り切っていないか?
そもそも、自分は復興途上の地域を一度も訪れず、一度も自分の目で見ていないじゃないか。
好き勝手なことを書きましたが、被災者、被災地、そして日本のためになることをしたい気持ちは今も変わっていないつもりです。
政治やマスコミを批判して綺麗ごと並べるだけでは、ただの偽善者になってしまう。
こんな自分でも出来ることを、もう一度探してみよう!