中学校を卒業する頃から、これまで常に頭の片隅に引っかかっていた課題がありました。
それは、自分の名前の漢字表記です。
確か高校進学の手続きで必要となって戸籍抄本を入手した時のこと。
それまで親に教えてもらったのとは異なる漢字がそこにあり驚きました。
当時、今は亡き母親に、これはどういう訳かと尋ねてみたところ、父といっしょに名前を決めたのに、父が役所に届け出る時に、二人で決めた漢字ではなく(現戸籍上の)漢字で間違えて届けてしまったとのことでした。
今も同居する父は、こうした話をふったところで信ぴょう性のある回答をする可能性は1mmもないので、事実の追及はここまで。
しかし、その当時、不思議なことに、住民票はそれまで自分が使っていたのと同じ漢字で発行されていました。
なので、住民票の提出で済んだ手続きは戸籍上の漢字を使う必要がなく、特に不便もありませんでした。
そんな状況や、戸籍上の漢字にはどうしても違和感があり、以降できる限りそれまで使ってきた漢字を通称としてそのまま使って済ませてきました。
勤務先に対しても、当時の住民票に表記されていた通称で現在に至るまで通してきました。
ところが、就職後に結婚して住居を移してからは、住民票も戸籍と同じ漢字で表記されるように。
それからは、自動車免許更新、土地・家屋の登記、金融機関への届け出も、使いたくない漢字を使わざるを得なくなり、いつかはこれを解消したいと考えてきました。
そうは言っても、裁判所に申立なんて面倒なこと、普段は考えたくもありませんでしたが・・・
この病気欠勤っていうタイミングこそ、こんな面倒なことをこなすのにちょうど良くないか?
もうすぐ職場復帰という頃になって、今のうちに出来ることをと「改名」を決意しました。
ネットで調べると、意外と簡単そう。
資料を整えて、本日横浜家庭裁判所に行って参りました。
昨日、うちの鵜久森選手が代打逆転満塁ホームランを頂戴したDeNAのお膝元です(笑)
想定外だったのは、どう見てもこの場に相応しくないパリコレのモデルみたいな職員の方がテキパキと申立の受付事務を行ってくれて、あっと言う間に受付が終わったこと。
あとは、伊達や酔狂で名前を変えるんじゃないことを証明するために、通称が記載された小学校時代の通信簿やその後の資格試験の証書の写しを郵送すれば、申立完了です。
裁定には1ヶ月かかり、結果は郵送されるとのこと。
人生の大きな懸案事項が一つ、もうすぐ解消されそうです。