これは、素晴らしい好天だけれど、寒いのが玉に瑕だった先週土曜日のお散歩記録です。
この日はいつにも増して地味な企画で、相鉄線の三ツ境駅から二俣川駅までの厚木街道旧道を歩いてみました。
もともとは、二俣川のユニクロで買い物したかっただけなのですが、歩いて往復するだけではつまらないので、ちょっと足を伸ばしてみることに。
厚木街道と言えば、R246の県内部分を指すのが県民大半の認識と思われます。
しかし、ここ横浜市旭区近辺では、厚木街道と言えば、R16の鶴ヶ峰を始点としてほぼ相鉄線沿いに厚木まで伸びている横浜厚木線(県道40号)を指します。
で、この日歩いた道は、後者県道40号線の三ツ境駅~二俣川駅間が開通する前の旧道になります。
さて、この厚木街道ですが、かつては相州道の一部分であったようです。
ネットで見つけた保土ヶ谷付近の古道に詳しい方のHPには、「相州道とは追分で東海道から分岐する大山道、厚木道、八王子道の総称」とあり、要は武蔵国内の東海道から相模国に向かう道を相州道と称していたようです。
この厚木街道もその一つであり、大山詣でが盛んだった頃には神奈川方面から大山へのアプローチに使われた大山道だったようです。
なお、今回歩いた旧厚木街道の道筋は、明治時代に作成された迅速測図↓を見れば明らか。
現在の厚木街道は、帷子川水系の二俣川に沿って谷沿いに敷設されていますが、旧道は尾根伝いに通じていたことがわかります。
C= C= C= C= C= C= C= C= C= C= ┌(;・_・)┘トコトコ
能書きが長くなりましたが、ここからは当日のレポートです。
エコを売りにした駅です。
駅の北口を出て、駅前の通りを東に進むことしばし、現在の厚木街道に突き当たる直前の岐路を左側の細い道に折れます。
この道筋が旧厚木街道です。
しばらくゆるゆると尾根道を歩くと、紅白鉄塔現る!
北浜線の19番鉄塔。この付近のランドマーク。
鉄塔の脇を進むこと数分、道路工事で迂回指示あり。
申し訳ないけど迂回しては意味がないので、「ちょっとその先まで行きたいんで」とか何とか言いながら、工事中の道路の端っこを通らせていただきましたm(_ _)m
二俣川小学校を右に見ながら更に進むことしばし。
向かって左側に飲み屋が現れます。
以前に種馬氏、狂犬氏と訪れた焼鳥屋。
その際に、種馬氏からこの通りが旧厚木街道と聞いて、いつか歩いてみようと思っていたのでした。
ドンキ(旧長崎屋)の裏手を進んだどんつきを左に折れると、そこは二俣川駅の北口で、この日の予定終了。
前置きばかりで、本文が薄いのは、正直これといったものが発見できなかったから。
古道沿いによく見られる、神社仏閣、庚申塔、案内板といったものが、沿道に全く見当たらなかった。
また、大山詣でを意識して展望のいい箇所から大山が望めれば良かったのですが、大山を背中に神奈川への帰路の方向に向かって歩いたため、景観を確認することも出来ず。
もっとも背中に目があったとしても、道中はほとんどが住宅街の中なので、おそらくは見えなかったんじゃないかと思います。
C= C= C= C= C= C= C= C= C= C= ┌(;・_・)┘トコトコ
この日の一番の収穫はこれだったりして
京浜1・2号線と京浜3・4号線が交差する紅白鉄塔です。
この角度から見ると、交差しているのがよくわかります。
旧厚木街道を放棄して、この鉄塔の真下に行きたくなるのを何とか我慢しました(笑)
自宅からの往復を含めて15,222歩、距離は失念、結構な運動になりました。