Now or Never

今でしょ!

てっ?! フルレンジ、即決!

好天に恵まれたこの週末、自転車に跨ってポタを楽しんでいたかと言うと、どっこいこれが、、、

自転車封印😢

例のMCLこと膝内側側副靭帯損傷(平たく言えば膝の捻挫)による痛みが酷く、金曜日など帰宅時に足を引きずることに。
お馬鹿な私も、ここはしばらくポタも自重が必要と判断しました。

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昨日は庭でBBQ。

午後1時に拙宅最寄り駅で参加者が集合し、8時頃に解散したらしいので(よく覚えていない)、あのギラギラの太陽のもと、7時間飲み食いしていたことになります。
お越しいただいた皆様の紫外線ダメージが心配です。

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さて、本日は新橋の住人氏のお宅にお邪魔してきました。
何でも、「FAL」というブランドの平面スピーカーに興味を持って、製造販売する会社にコンタクトをとったら、ご自宅にこれを持ち込んでデモを行うことになったらしい。
そこに私もお邪魔させていただいて、この平面スピーカーの音をホーンと聴き比べる席に参加させていただくことに。

ところで、YL音響一派とホーンにこだわってようやくここまでたどり着いたのに、何でまたフルレンジなのか?

尋ねてみると、

新「小さい部屋に今のシステムは大き過ぎる」
新「物が多すぎる。今の1/3くらいに持ち物を減らしたい」

なんの心境の変化?
これが今流行りの「終活」ってやつかと思いましたが、まだ早過ぎますよね😅
「やっぱ趣味人、同じところに落着けないんだなあ」と思いましたが、口にはしませんでした。

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視聴の予定時間より早く着いたので、エールのホーンの設置台を参考にするために観察。

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L字アングルを使って、ダブルウーファーの収まるエンクロージャの上に設置されています。

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ホーンの前方は角材に溝を掘って支えています。

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この溝は、東急ハンズで角材を購入すれば、長さに関わらず一本につき+50円で加工してくれるとのこと。
これは使えるぞ!

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待つことしばし、FALの代表が運転する車がやって来ました。

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お伴にお二人を従えています。
歳の感じから、代表の息子さんとお孫さんかと思いましたが、どうやら血縁関係はないそうで😅

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手際よく持ち込んだスピーカーを設置します。

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代表の指示で、スピーカーはゴトーのウーファーが収まるエンクロの手前30cm位の位置に置かれました。
背後の壁から1m40~50cm位でしょうか。

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ユニットを大きく内側に振ることを前提に設計されています。

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幅僅か10cm程度のフルレンジユニット。

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そこに、見た目リボン?っぽいツイーターを乗せます。

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このツイータへの入力は13kHzでカットしているそうです
代表曰く、「このコンデンサーはフランスのxxxx製で最高のもので、・・・(忘れた)」と、コンデンサー一つもご自慢の一品らしい。

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エンクロージャはバスレフ型。

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6つの穴は内部に長いダクトがありません。ただの穴です。
お伴の方曰く「中の圧を抜くためにあります。これで十分」

 

さてさて、この小さなユニットでいったいどんな音が出るのか?

 

女性ボーカル、ギターのアンサンブル等々を、レコードとCDを取り混ぜて聴いた印象。
これが良かった!
一番の印象は、音の輪郭がはっきりしていること。
個々の楽器が明瞭に聞き分けられるように感じました。
そしてボーカルも楽器同様にくっきりとしていて、薄膜一枚も被らずにストレートに聞えてくる。
この小さなユニットがこんな音を鳴らすとは! ちょっと不思議な感じでした。
一番気になっていたのは低音ですが、体に響くような低音の入ったソースは手持ちにないとのことで、ちょっと残念。

そうこうしているうちに、白衣をまとった代表から、

代「そろそろ次にお客さんのところに行くけど、これ置いていこうか? 決めてくれる?」
新「もうちょっと聴いてみたいんで置いていって欲しいんですが」
代「それなら置いていくけど、引き取りに来ないよ」

えっ!?
これってデモじゃあなかったの?

新「そういうことですか。わかりました、置いていってください」

えっ、えーーー!
ご契約ってこと?

自宅に設置して音を聴いた上での決断だから、早まった行動ってわけではありません。
でも自分には出来ないなあ・・・ 漢だ!
それにしても、白衣をまとって技術者然としたこの代表、実はなかなかの商売人と舌を巻きました。

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ご一行を見送った後に、同じソースをFALとホーンで聴き比べ。
このアルバムの3曲目、比較的低域の音が多いと思われるチェロの組曲を聴き比べると、私にはホーンの音色の方が深みを感じて気にいりました。

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ですが、それ以外に聴いた曲はそれぞれが良い音を奏でていて、どちらかいいとかの判断はできません。

そして聴いているうちに、FALが鳴っているんだか、背後のホーンが鳴っているんだか判別できなくなりました。
こういうのを、スピーカーの存在がなくなると言うんでしょうか?

あっという間に購入を決めて、ここまで手を尽くしてきたこのホーンたちを処分してしまうのかと冷や冷やしましたが、、、

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新橋の住人氏もやはり、それぞれの音に満足しているようで、これまでのシステムを清算するのは止めて、2本立てで楽しむことにしたようです。

持ち物を1/3にするどころか、増やしてるし!