ジロ・デ・イタリアの第5ステージ。
先頭を切ってゴールしたのが誰だろうと、あのミラクルな逃走劇を演出したのは新城だった。
牽制、かけ引きのない、ある意味プロらしくないあのゴール前の新城の走りが、全ての力を出し合って競う本来のスポーツの美しさを演出した。
ステージレース3位という記録など霞んでしまう彼の素晴らしい活躍は、ロードレースが浸透していない日本ではニュースバリューがなかったようで残念でならない。
スプリンターでもクライマーでもない彼の脚質から、この先ステージレースで優勝する日まで、まだまだ時間を要すると思うが、きっと両手を上げてゴールする日が来ると信じている。
頑張れ、世界のARASHIRO!