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【狂犬通信 Vol.71】駿河國益津郡・田中城

田中城は藤枝市街の西の外れに築かれていた城です。
明治迄使用されていましたが、土の城の宿命か高度経済成長期に破壊され、市街地の所々に堀と土塁の一部を残すのみです。
この城が有名なのは、本丸を中心に同心円状の縄張りを持つことです。
城は破壊されてしまいましたが、現在も堀沿いの道路が同心円状に成っているため、地図で城の旧状が解ります。
この兵法書を参考に実験的に作られたかの様な縄張りは、武田氏の駿河侵攻後、馬場民部少輔信春の設計とされているので、実戦を考慮していると思われますが、他に類を見ない縄張りです。
また、この城は徳川家康が倒れた城としても有名です。
鷹狩りでこの城に宿泊した徳川家康は、夕食に食べた鯛の天ぷらにあたり、そのまま回復する事もなく、他界したと伝わっています。

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)