この度、日本将棋連盟より、晴れて四段の段位を認定されました。
今年2月の入院を機会に囲碁・将棋の魅力に再び目覚め、道場に通うまではいかないものの、毎日新聞で行われている紙上段位認定テストに取り組んで、この度将棋四段認定の基準をパスしました。
これで、将棋界の新たなスター藤井四段に段位で肩を並べたことになります。。。
なんつッ亭^^;
藤井四段を野球界の若きスター日ハムの大谷選手に例えるなら、私なんかは、町内会のソフトボール大会で運良くランニングホームランを打ったおっちゃん位の差があります。
将棋の段位について詳しくない方のために、同じ四段なのに何でこんなに違うのかを説明しますと、、、
何より、プロの四段とアマの四段は比べ物にならないほど大きな差があります。
若くしてアマの四段クラスあるいはそれ以上の実力があり将来を有望視される素材が、プロの奨励会という組織に概ね6級で入会し、そこから四段に這い上がっていった者だけがプロとして飯を食っていくことが出来ます。
四段と言ってもプロとアマとでは天と地ほどの実力差があるということです。
さらには、一重に「アマ四段」と言っても、これがまた強い四段から弱い四段まで様々。
最近のネット対局については全然事情がわかりませんが・・・
その昔大学で将棋を指していた頃は、町道場によって棋力のレベルがマチマチで、「これで三段?」なんて常連の段位がやたらとインフレだった道場もあれば、めちゃめちゃ強い「初段」がいる道場とか、段位は道場を跨った共通の物差しとはなっていませんでした。
一重に「道場で四段で指している」と言われても、どれだけの棋力なのかは指してみないとわからなかったものです。
それでは、町道場の段位ではなく、天下の日本将棋連盟のお墨付きは?
今回、私が段位を認定されたのは、日本将棋連盟が毎日新聞とタイアップして行っている段位認定テストで、毎週出題される問題の回答を葉書に書いて送付し、連続10回の回答が一定の基準点を満たすと認定されるというものです。
毎回2題出題され、10×2=20点満点。
10回連続分の合計点によって、
・200点 ・・・六段を認定
・190点 ・・・五段を認定
・180点 ・・・四段を認定
・170点 ・・・三段を認定
・160点 ・・・二段を認定
・150点 ・・・初段を認定
本来、段位は対局で決まるものであり、ある一定の時間内での勝負で結果を出す必要があります。
しかし、この段位認定テストは、日曜日の朝刊に出題された問題を解いて次の土曜日までに投函すれば良く、考える時間がたっぷりあります。
私のような、形に暗くてパッとした閃きがなく、またCPUも遅くてダラダラと考えるタイプでも、考える時間がたっぷりあります。
さらに、問題が3択なので当然まぐれ当たりする可能性も高い。
今回も、消去法で正解に辿り着いたり、最後2択となっても正解が見つけられず「えいっ」と選んで当たった問題もありました。
もしも、今の私が町道場に行って「四段に認定されました」なんて段位を自己申告して指したら、きっと同じ四段にコテンパンに負かされることと思います。
所詮はペーパー四段であります。
なお、今回四段の段位を認定されましたが、正式な認定の証である免状を日本将棋連盟に発行いただくためには、75,600円のお布施を納める必要があります。
こんなこと言うと怒られそうですが、免状発行は日本将棋連盟の貴重な財源であるので、段位認定が町道場に比べて少々甘くても、とりわけ不自然なことでないのはおわかりいただけると思います^^;
こんなわけで、四段と言ってもとても人様の前で公言するほどの実力はないのですが、まあそうは言っても天下の日本将棋連盟から四段を認められたのですから、私はこれから四段を名乗ることにします^^;
免状ないけど(笑)
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一方、囲碁の話。
実は将棋と併せて囲碁の段位認定も毎週葉書を出し続けてきました。
囲碁界では、日本棋院という組織が段位認定と免状発行を行っています。
ところがこれが、、、
詰碁が全く正解できず、出せども出せども0点の連続。
はじめのうちは「0点の葉書返ってきたよ」なんて面白がっていた配偶者も、何も言わなくなりました^^;
大学時代の囲碁の棋力は道場4級。
下手なのはわかっていながら、今回せめてペーパー初段をと思ったのですが、全くの実力不足でした。
これからは囲碁に絞って、少なくても初段を認定されるまで葉書を出し続けようと思います。
以上、赤鬼四段でした(;^_^A