町田市の小野路、鎌倉古道上道と布田道が交わる辺りに、関屋の切通しはあります。
当地の有力御家人だった小山田氏が関所を構えていた場所だそうです。(付け焼き刃)
ここを知ったのは3年前の火野正平さんのあの番組です。(鬼平犯科帳に非ず^^;)
都内近郊とは思えない佇まいに魅了されて、いつか行ってみようと思っていました。
しかし、我が家からだと公共交通機関によるアクセスが悪過ぎる!
神奈中バス(または相鉄バス)→JR横浜線→小田急小田原線→神奈中バスが最短ルート。
どうです、凄いでしょう?(笑)
こんなんで、行ってみたかったものの長いこと足が向きませんでした。
そして先日の土曜日。
脚の回復が実感できるようになったので、久しぶりに地元を離れて歩きたくなりました。
どこへ行こうかと考えていて、ピーンときました!
「そうだ、あの切通しへ行こう!」
自宅〜現地間を車で往復すれば、交通費は浮くし脚への負担も軽いしちょうどええ!
知らべてみれば、小野神社前にコインパーキングがあります。
ただし、収容台数は4台(;^_^A
で、土曜日。
ドキドキしながら現地に着くと、何と満車・・・
ネットで調べても近くに駐車場はなく、ぐるぐる回って車の留められそうなところを探しながら戻って来ると、ヤッホー!1台分空きが出来ていました。
目の前の小野路宿里山交流館で用を足してから出発です。
小野神社前から別所~関屋の切通し~一本杉公園を辿って戻って来るルート。
ネットにアップされているあちこちの散策記を参考にさせていただきました。
現鎌倉街道の別所交差点までは二車線道路の歩道をテクテク。
ここ別所がアクティブスタート地点です。
関屋の切通しを目指して布田道を西に進みます。
布田道とは、小野路宿と甲州道中の布田五宿を結ぶ全長13kmの道のこと。
幕末には江戸に行く近道として利用されていたそうです。(付け焼き刃)
いい雰囲気の谷戸です。
これは何のための装置?
簡単なルートのメモだけでやって来ましたが、所々に案内板があるので、、、
道に迷う心配もなく安心です。
そしていよいよ里山の中の切通しに差し掛かりました。
記憶があやふやではありますが、番組で紹介された地点はここと確信。
それだけ自分にとって印象深い景色でした。
期待を裏切らない空気感!
曖昧な記憶を辿って、左側の竹林へと続く道を進みます。
ヤブ蚊の大歓迎が待っていました(;^_^A
やがて道は突き当たり、向かって右へと進んで行くと、次第に獣道の様相となり、しまいには藪こぎに。
虫除けスプレーも持たず、虫が身体にまとわりつく不快に我慢できず、勇気ある撤退の道を選びました。
突き当たった付近まで戻ってから、別の道を選びます。
もうどこを歩いているのかわかりません。
一度視界が広がるも、、、
土地勘ないので目安にならず。
分岐もないのでひたすら前に進み、ようやく下界に降りてきたと思えば、別所に向かって初めに歩いた道でした。。。orz
別所から再び関屋の切通しへ向かって、今度は竹林には踏み込まず右手の道へ。
すると、すぐに一本杉公園方面へと繋がる鎌倉古道に行き当たりました。
しかし、思わぬ迷走で時間が押して腹も減ったし、この日は試し歩きでもあるので、早々に散策は打ち上げることにして、小野路宿方面へと降りて行く道を選択しました。
古道の匂いがプンプンします。
あっと言う間に小野路宿に出ました。
板塀とかを使ってかつての宿場街道の雰囲気を作っていますが、帰宅後にネットで見つけた道路拡張工事前の佇まいに比べると、残念ながら見る影はなくなっていると言わざるを得ません・・・
ここは交通の要所だったんですね。
時代に取り残されたかのようなかつての要所。
自分の中では、昨年歩いた緑区の川和と重なりました。
スタート地点の小野神社前のすぐそばに、小島資料館が佇みます。
ここは、当地の名主小島家の屋敷であり、現在は第24代当主が歴史資料館として一般公開されているそうです。(付け焼き刃)
ちなみに、第20代当主小島鹿之助の頃には剣術の道場があり、新選組の近藤勇らが、この日歩いて来た布田道を通ってここまで出稽古に通っていたとのことです。
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いや~萌えました
しばらくは、この小野路界隈に出没することになりそうです。
この日のルートです↓
随分と狭いエリアを迷走したものです(笑)