今日は夏休み最後の日。
今日こそ、自由研究の宿題を片づけなければなりません。
テーマに思い付いたのが、今は廃線となっている米軍厚木基地への引込線。
引込線の現状レポートを自由研究に仕立ててしまえ!
(なんつッ亭・・・(^^;) ちなみに横浜の小中学校は既に2学期が始まっているようです)
鶴ヶ峰から厚木街道(県道40号)を西に向かいます。
大和を過ぎると、突然風景が殺風景に。
米軍厚木基地です。
以前は、横須賀線田浦駅あるいは鶴見線浜安善駅の付近にある米軍油槽所から、ジェット燃料をタンク列車(通の間では「米タン」と呼ぶらしい)でこの基地に運び込んでいました。
タンク列車は、東海道貨物線で南下し、茅ヶ崎から相模線で厚木へ。厚木からは相鉄厚木線で相鉄線に乗り込んでいました。
相鉄線の相模大塚駅の西側から専用引込線が分岐し、厚木基地までは約800mの道のりとなります。
残念ながら1998年にタンクローリーによる輸送に切り替わり、この引込線も廃線(正確には休止らしい)になりました。
ネットで検索したところ、浜安善~横田基地間の米タンは未だ現役らしいです↓
前置きがすっかり長くなってしまいましたm(_ _)m
ここから、東側(横浜方面)に位置する相模大塚駅を望む。
左から、上り線、下り線、下り線から分岐する側線、厚木基地への引込線です。
厚木方面から上り線でやって来たタンク列車は、一旦相模大塚駅に向かい、スイッチバックで上の写真に見える渡り線で下り線から側線に入ります。
そして、、、下の写真は同じ場所から反対側の海老名方面を見ていますが、左から2番目の側線を進みます。
ちなみのこの側線を、反対側から見ますと、
この側線に収まったタンク列車は、再びスイッチバックして機関車を先頭に厚木基地へと向かいます。
これは、先ほどの踏切地点を引込線側から見たところ。
驚くべきことに入替信号機が点灯しています。正式には廃線ではないから?
全長約800mのこの引込線には、全部で9つの警報器付き踏切があり、「航1」~「航9」と呼ばれていたようです。
これは、分岐直後にある地元の方の生活渡り道。
これが子供の時分通学路上にあったら、毎日テンション上がっただろうなあ~
航1踏切。
この通り、線路も架線もしっかり残っています。
厚木街道を横切る航2踏切。いや航3踏切?
同じ踏切を遠方からの望遠で捉えた写真と近くから撮った写真だったと思いますが、何故か航2と航3・・・
細かいことは気にせずに進みましょう(^_^;)
ジェット燃料を積んだタンク列車は、所々でこうした軒先をかすめるような所を進んでいたんですね。
1967年には、新宿駅構内で米軍の燃料輸送貨物列車に別の貨物列車が衝突して、辺り一面が火の海と化す大惨事が発生しています。
ここで暮らしている住人の方々は、列車が通る度に生きた心地がしなかったのか?
それとも、すっかり慣れっこになっていて気にもならなかったのか?
でんしゃにちゅうい
飲み屋の裏口へのアプローチに立派な踏板がありました。
樹木が列車妨害を図っています。
突然現れるPC枕木。
航6踏切を渡ると、、、
引込線は東名高速道路を跨ぎます。
渡るとすぐに航7踏切。
この辺り、ちょっと異国の雰囲気が出てきます。
いい感じ。どこにでもある郊外の風景に、引込線がすっかり馴染んでいて、存在を見失いそうです。
いよいよ最後の航8踏切。
厚木基地の敷地を遮るフェンスに突き当ります。
レールと架線もこの先は残っていません。
フェンスの向こう側には、もはや何の痕跡もありません。
以上で引込線探索は終了です。
・・・・・・・・・・・
【8/31の走行記録】 (Bianchi)
概要
距離: 29.40 km
タイム: 1:24:33
平均スピード: 20.9 km/h
高度上昇量: 176 m
カロリー: 1,035 C
平均気温: 22.8 °C
タイミング
タイム: 1:24:33
移動時間: 1:20:52
経過時間: 2:26:08
平均スピード: 20.9 km/h
平均移動速度: 21.8 km/h
最高スピード: 43.2 km/h
高度
高度上昇量: 176 m
高度下降量: 179 m
最低高度: 28 m
最高高度: 72 m
ケイデンス
平均気温: 22.8 °C
最低気温: 20.0 °C
最高気温: 25.0 °C
◆2014年の積算距離◆ 1814.56km