先日のマルチアンプ化完成に伴い、次のステップアップのために、先ずは現機材で少しでもいい音を出すためのチューニングを行うことにしました。
耳で聴いての評価の裏をとるために、マイクで音を拾ってスピーカー特性をモニタリングすることに。
準備したのは、、、
・先週の記事でちょっとだけ写真披露させてもらったマイク ・・・ベリンガーECM8000
・WaveSpectra ・・・周波数成分(スペクトラム)を表示するWindowsアプリ。フリーソフトです
・DENON製オーディオ・チェックHQCD ・・・再生音チェックのための各種信号音の入ったCD
先ずは、5Hzから22.05kHの正弦波周波数スイープ信号を測定。
うん、こりゃ面白いぞ!
オシロスコープ代わりに使えるフリーソフトの存在に感謝しつつ、いくつかの周波数の基準レベル信号を鳴らしていきます。
そして15kHsのレベル信号を再生。
ん?
あれれ?!
何にも聞こえない
この時、ちょうど部屋に居合わせていた長女に「なんか音が聞こえる?」と尋ねたところ、「聞こえるよ」
あれ、ちょっと待てよ、人間の可聴域は20Hzから20kHzと確かどこかで聞いたぞ。
えっ!? 長女は聞こえると言うし、もしかして自分の耳が経年劣化しているのか?
5~6mは離れたところにいる長女が聞き取れる15kHzの音が、スピーカーに耳を近づけても全く聞き取れない。
なんてこった!
オーディオという趣味の醍醐味は、原音に限りなく近い音を再生することと言われる。
コンサートホールで聞いた生の音を、我が家のリビングで再生して楽しむこと。
ところが、可聴域である15kHzの音が全く聞きとれないってことは、原音自体をそれがある通りに聞きとれないってことであり、それではゴールとするべき理想的な音がそもそもどんな音かもわかっていないってことである。
うーーーん、これはショック・・・
自分にはオーディオの趣味が向いていないってことなんでしょうか?