「道の駅 氷見」にやって来ました。
道の駅と呼ぶよりも「ひみ番屋街」の方が通りがいいそうです。
年初の能登半島地震で、氷見も大きな打撃を受けました。
ここ「ひみ番屋街」も当初は断水が続いて営業出来ず、施設敷地内の水道管漏水、液状化現象により道路にひびが入ったり、凸凹が酷く、表面は泥水でベタベタと各道路で一部通行止めが続いたそうです。
2週間後より順次営業を再開し、駐車場を全面開放できたのは3月でした。
※以下サイトより
先日、新築祝いで長男と顔を合わせたんですが、驚いたことに彼は震災1週間後に氷見を訪れていたそうです。
寒ブリ目当ての観光旅行で宿を予約していたところにあの地震が起きましたが、訪れることに支障ないと確認できて決行したそうです。
その時、街は崩壊した建物があちこちにあり、地震の凄さを目にしてきたと言ってました。
この日レンタサイクルを借りた時、スタッフの方から「まだ震災の影響で路面が荒れている箇所があるので、ヘルメットは着用した方がいいですよ」と言われていました。
しかし、こうして氷見を野外で過ごしましたが、震災の影響を感じることはほとんどありませんでした。
能登半島にはまだまだ復旧が遅れている土地がありますが、早く復旧することを願ってやみません。
閑話休題
ひみ番屋街は土産売場が充実しているだけでなく
食事処も魅力たっぷりでしたが、この時11時。
しかも前日の暴飲暴食もあり、ここでは飲食を封印しました。
我が家分も含めてお土産をあれこれ買って各所に発送してから、雨晴に向かってポタリング開始!
富山はサイクリングの振興に力を入れていて、富山湾を囲むように延べ102kmに及ぶ「富山湾岸サイクリングコース」が設けられています。
ここ氷見もそのコースの一部になっていて、コース上の要所にこうしたペイントが施されています。
ママチャリでなければ、もっと爽快に走れたのになあ~
途中2箇所、こんなトラップがありました。
ここは元より軽車両以外は通行不可ですが、何のためのゲートだろう?
島尾海岸を過ぎると、氷見市とはお別れ、高岡市に入ります。
目的地の雨晴が近づくと、海沿いの遊歩道も終点
トイレもあったので、ここで軽く休憩しました。
サイクリングコースは、ここを右折し氷見線の踏切を渡って旧道の「越中浜往来」に出るんですが
カミさんがポーズをとった箇所が真正面に見える旧道側から、この風景(上の写真)を背景に同じポーズをとっているインバウンドのカップルがいて、つい笑ってしまいました。
近づいたら高齢者なんで、あっちも可笑しいのを我慢していたかも(笑)
JR氷見線の雨晴駅です。
ホームに出て写真を撮るのに入場料をとるって言うから、断腸の思いで我慢しました(ケチ?^^;)
駅横に大きなパネルが飾られています。
これこそが、今回の旅の目的だった雨晴海岸から見る女岩越しの立山連峰です!
ここに来るまでに、この風景を切り取った写真や絵をいくつ見たことか。
ただ・・・
自転車に乗って海岸沿いを走って来たので、山が全く見えないことはわかってる。
残念だけど、この景色はまたの機会にとっておこう。
もちろんここまで来たのだから、雨晴海岸に寄って行きます。
こんな風情のある踏切を渡ると
すぐ右手に「義経岩」と呼ばれる巨岩があり、その上に「義経社」が祀られています。
あの絶景を目にするために、国定公園に指定されている雨晴海岸に降りていくと
心の目で見れば、雲は雪に変わる
さてさて(笑)
目的は果たしました。
道路を挟んで向かいにある「道の駅 雨晴」を冷かしていると
高岡方面に向かう列車が走り過ぎました。
「おっ、ラッキー!」
なんて写真を撮って喜んでいたら、カミさんが
「電車って1時間に1本くらいしかないんじゃなかったっけ」
とぽつり。
これから、先ほどの雨晴駅の観光案内所で自転車を返却してから、氷見線で高岡に向かう予定でした。
スマホで時刻表を調べたら、今見た列車は雨晴駅発12:50。
次の列車は14:32!
帰りの新幹線の時間を考えたら、もはやのんびりどこも回れなくなります。
と言って、この付近に他に観るものはない・・・
やっちまったー!
(続く)