Now or Never

今でしょ!

【狂犬通信 Vol.131】小田原城総構・東側丘陵

しばらく活動を停止していた綾瀬の狂犬氏から、久しぶりに城巡りのメールが届きました。
とても、私一人では受け止められないので(笑)
またこの場で勝手に紹介させていただきます。

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最近、国土地理院のサイトで昔の航空写真が見られるのを知って、小田原の写真を見ていたら、遺跡が消滅したと言われる小田原城北側(県道57号)~東側の蓮上院土塁迄の遺構が断続的に写っていました。
この写真をGoogleマップの航空写真と見比べると…。!?
遺構は消滅していても、痕跡は辿れる事が解ったので、9月からの無茶苦茶な稼働のおかげで出社禁止でヒマしてたので、見てきました。
小田原駅北側のNTT付近は地形的に良く残っていて、一部土塁も残る様です。
総構が構築されていた丘陵の縁は、切岸が構築されていたからだと思われますが、丘陵の上と下を結ぶ道が1本しか無く、この道を歩くと、斜面の途中に空堀の痕跡らしき平場がありました。
この付近から小田急の線路迄の東側は住宅がびっしり建ち並んでいて、丘陵の斜面部に近寄れず、状況は解りませんが、遠目には、斜面を垂直に削ってしまっている様で、遺構の残存は絶望的なのが解ります。
ただし、丘陵上部迄の高低差は20m位は有り、高い防御力を発揮したでしょうな。
次に丘陵斜面に近付けるのは小田急の線路際で、丘陵部は此処までと成ります。