小田原城の総構は、小田急の線路の東側では完全に平地と成ります。
完全に市街化されていると思ってましたが、大雄山線緑町駅の北側、新幹線高架沿いの寺院の敷地が廻りより2m程度高く成ってる。
古地図と見比べると、この寺院は総構の土塁の位置にあたるため、土塁の残欠の上に建てられている事が解ります。
更に緑町駅前で国道がクランク状に成っているのは、総構の城門が有ったためで、道筋は今も旧状を留めています。
駅前の交差点を東側に渡ると、道路に沿って水路が有り、解説板が建てられていました。
この水路は総構の水堀の名残りで、昔と変わらない位置に存在しています。
今は2m程度の幅しか有りませんが、昔は最大で70mも有ったそうです。
水路は南に向きを変え、暗渠に成り、蓮上院土塁迄続きます。
