ほぼほぼ野外活動記

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【狂犬通信 Vol.115】小机城の考察2

小机城のもう一つ気になる点として、東西二つの曲輪のどちらが主郭であるかという疑問と、二つの曲輪の間に設けられた、細長い小さな曲輪は何を目的としているかという点です。
この細長い曲輪を注意してみると、二つの主要な曲輪より高く、東西二つの曲輪からは互いに反対側の曲輪を直接見渡せなく成っています。
この事から、この細長い曲輪は、東西二つの曲輪のどちらを敵に奪取されても、残った曲輪が直接攻撃を受けない様に防衛する目的で構築されたと思われ、現況から西曲輪が現在の状態に整備された時に、曲輪の東側を廻っている土塁の内側に堀切を掘って、西曲輪から分離して造られた様に見えます。
更に詳しく見ると、細長い曲輪の北側は、西曲輪の方へ張り出しており、西曲輪と細長い曲輪の間に掛かる土橋を側面から掃射出来る構造と成っています。
東曲輪との間には見られない構造で、西からの攻撃に備えて、この細長い曲輪が構築されているという事です。
と言うことは、東曲輪が一番重要な曲輪という事に成り東曲輪が主郭、西曲輪がニノ郭という事に成ります。
一般的には、西曲輪の方が高い位置にあり、構造的には新しいため、西曲輪を主郭、東曲輪をニノ郭とされていますが、私的には逆ではないかと愚考します。
小机城の西側は第三京浜に削られてしまって、城の西側の遺構が失われてしまって、城の西側の姿が不明ですが、城の西側で南側の台地と繋がっているため、この城は地形的に南西側からの攻撃に弱い事からも、東曲輪が主郭という線はあると思います。
専門家の中にも、私と同じく東曲輪が主郭と考える方も居るようです。
何故、東曲輪を主郭と考えるのか、説を聞いてみたいですな。

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)