Now or Never

今でしょ!

【狂犬通信 Vol.66】武蔵國橘樹郡・関戸城

霞ノ関柵列のある熊野神社から西に向かって丘陵を1.5km程度登った辺りの住宅地の中に、関戸城天守台と書かれた謎の標柱があります。
標柱に書かれた内容は日焼けで半分位しか読めないので、日本城郭大系の関戸城の記載を読んで見ると、江戸期に編纂された新武蔵風土記の中に伝承として、関戸城天守台と書かれている様です。
江戸期に既に伝承として伝わる城に天守など有るわけは無いので、新武蔵風土記でもこの伝承を疑問視する記述と成っている様です。
しかし、過去の記録では長享の乱(山内と扇谷の上杉同士が争った戦乱。北条早雲の台頭を招いた)の時に関戸の塁の記載等があり、付近の最高所であるこの場所に城が築かれていた可能性は高い様です。
現在は多摩ニュータウンの一角として完全に宅地化されていて、城が有った痕跡は見つける事は出来ません。

f:id:toei-sportif:20200831211341j:plain

f:id:toei-sportif:20200831211353j:plain

f:id:toei-sportif:20200831211404j:plain

※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)