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【狂犬通信 Vol.40】相模國大住郡・真田城

真田城は小田急線、東海大学前駅から南東に2km程度の伊勢原市秦野市平塚市のちょうど境の辺りに築かれています。
築城者は三浦一族の岡崎四郎義実の息子の佐奈田与一と伝えられています。
城は大地が大根川に半島状に月出した場所に築かれています。
城跡は現在、天徳寺の境内と成っていて、遺構はありませんが、半島状の地形は城跡であった事を想記させます。
付近の住宅建設に伴う発掘調査では、広い堀幅の空堀が発掘され、かなりの規模の城であった事が解っています。
この城の実態は戦国前期に相模國守護代を勤めた三浦氏の城でしょう。
実際、真田から東に数キロ行った場所には、北条早雲と相模の覇権を争った三浦同寸の居城である相州岡崎城があり、北条早雲小田原城を奪われた大森藤頼は、この眞田城に逃げ込んで、北条早雲に抵抗を続けました。

天徳寺には佐奈田与一を祀った与一堂なるものがあるのですが、中を見ようとお堂に近づいたら、アラームが鳴り始めました…。
イタズラする不心得者対策なのでしょうが、柵もなく立入禁止の看板もなく、いきなりアラームは勘弁して欲しかったです…。orz

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)