「蹊棋」とは、その昔S大学囲碁将棋部が、学祭で配布していた冊子の名前です。
部屋を掃除していたら目について、思わず読んで笑ってしまいました。
第4号は、私が入学したての1年生の時の冊子です。
昭和56年11月発行。
今さらこんなもの披露したって誰も文句を言わないでしょう(;^_^A
以下は、新入部員の私と当時の親友Hを先輩が紹介した一文です。
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H(法1) 将棋部
MJQ(モダンジャズ)と兼部している変わり者である。
本人はミュージシャンのつもりなのだろうがちょっと信じ難い。
転んでもただでは起きぬ性格で、個人戦の時、初日で負けたくせに、赤鬼と二人で弁当はしっかり3日間分食べてきたほどである。
春のリーグ戦では勝ち越し、一躍ホープとなったが秋はどうしたことか5連敗しついに逃げ出してしまった。
将棋は独善の読みをやり、スタンドプレーを連発するため、勝手にころんでいる。
もう少し落ち着きがでれば強くなれるであろう。
得意戦法 ツノ銀中飛車 雁木
特技 ピアノ 赤鬼のマネ
赤鬼(文1) 将棋部
変人中の筆頭である。
家に帰るのは週に1日か2日、あとは友人の家、部室、駅前のベンチなどねぐらを転々と替え浮浪者か逃亡者のような生活をしている。
Hとともに極度のヘビースモーカーでアル中である。
禁煙を宣言して2日で止めたという意志薄弱の持ち主でもある。
こんな彼が秋のリーグ戦で何を血迷ったのか5勝2敗と怪進撃してしまった。(相手に恵まれたという説が有力である)
本人は将棋部のエースだとあちこちに吸聴しているようだが本当にそうなってほしいものである。
これ以上書くのは将棋部の権威にかかわるのでよしておく。
将棋は鋭さというものがまるでなく、勝つのは蛇の生殺しのような勝ち方である。
負ける時は簡単である。
また形勢が悪くなるとブツブツとつぶやき突然笑いだして相手を惑わす。
得意戦法 居飛車穴熊
特技 ○○笑い(アハアハ)
今年入部した1年生はvarietyに富みおもしろいが、やや知能の弱い人が多い。
特に文学部の2人の老人(S34生)と法(呆)学部のHあたりが数年後実権を握るとしたら、囲碁将棋部は落研になっていることであろう。
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残念なことに、自分は当時まだ棋力が相当弱くて、棋譜は掲載してもらえませんでした(笑)
H君は、鵠沼の実家を飛び出し上尾で一人暮らしをしていて、スクエアやジョー・サンプルのコピーを弾きこなすちょっとカッコいいピアニストでした。
何故か柔整の資格をとったりと不思議一杯の奴だったなあ~