これは、今にも雨が降り出しそうな空模様でしたが、お昼以降の降水確率が0%だったので、傘を持たずに「えいっ!」と家を出た土曜日の散策の記録です。
翌日曜日(昨日)は出勤予定だったため、桜を観ながらのんびり歩けるのはこの日しかありません。
ターゲットをどこにするか軽く悩みましたが、まだ行ったことのない鎌倉山に、前日になって決めました。
歩くルートは、鎌倉山ロータリーを起点に、夫婦池~鎌倉山の桜並木~鎌倉広町緑地~七里ヶ浜の約6kmの工程です。
これは、鎌倉歩きの先輩じみーぺい爺さんから紹介されたルートをほぼトレースしたものです。
大船駅から鎌倉山ロータリーまでは京急バスを利用するつもりでした。
バスの経路は、昭和5年に開通した日本初の有料道路「京浜急行自動車専用道路」の跡地、即ち、ほとんどが湘南モノレールの軌道に沿った道路を走ります。
ここを通るバスは、毎時00分,15分,30分,45分と15分間隔で大船駅を発車します。
大船駅11:41到着の電車に乗っていたので、ちょっと急げば45分発のバスに乗れると早歩きでバス停に向かいます。
ところが、東海道線が若干遅延していたようで、バス停が見えたと思ったら、まさにバスが発車していくところ・・・
仕方なく15分待とうかと為念で時刻表をよく見れば、休日の午前中だけは00分発のバスがなく、次は30分後の12:15発。
30分の足踏みは忍びがたく、鎌倉ロータリーからはちょっと離れた所に駅のあるモノレールに乗り込みました。
降車する西鎌倉駅へ向かっていると、モノレールはグングン加速し、スピードを上げたままトンネルを通過したりして、すっかり痺れました。
バスに乗れなくて良かったと思うことしきり(笑)
プラン変更後の散策スタート地点。
鎌倉山ロータリーに向かう途中で、先ほど通ったモノレールのトンネル口がありました。
そして鎌倉ロータリー。
鎌倉山住宅地への入口となります。
ここから、バス通りではなく、ちょっと裏道に入って夫婦池に向かいます。
このルートだと、ここいらで有名なローストビーフの店を通りませんが、誘惑に迷う必要がなくて良かったかも。(もっとも、料理の金額を見れば、誘惑に負ける余地はなかったと思いますが)
ほどなく夫婦池にとうちゃこ。
桜(山桜?)が点在していますが、既に満開を過ぎてました・・・
その名の通り、2つの池が隣接してます。
向かって左が上池、右が下池。
江戸時代に灌漑用に掘られた池だそうです。
池の間を進んでいくと、
防空壕跡とこの池を満たす水の源流がありました。
ここからは、森のさんぽみちを登って行って、桜並木のバス通りに出ます。
ここが、夫婦池の鎌倉山口。
バス通りを常盤口方面に歩いて行きます。
「かながわ花の名所100選」にも選ばれた桜並木ですが、満開時期を過ぎていたせいなのか、木々の密集感が低くて、う~ん、正直ちょっと物足りない・・・
また、歩道が狭くて車の交通量も多いので、のんびりお花見の散歩を楽しむにはちょっと・・・の印象でした。
この道をボンヤリと歩いていると、うっかり通り過ぎそうになったのが、このお店。
このルートを紹介してくれたじみーぺい爺さんからも、「パンが旨いよ」と聞いていたので、お土産買っちゃいました。
昨日の朝食にいただきましたが、いや本当に旨かった!!
ここから、今来た道をちょっと戻って、バス通りから小路に入って広町緑地に向かいます。
こちらの桜並木はいい感じ。
住宅街を抜けて、
広町緑地の鎌倉山入口に着きました。
緑地の外周ルートを七里ヶ浜入口に向けて歩きます。
入るといきなり、急勾配の木階段を登ったり降りたりです。
石切場。
昔は、我が家の近所にもあちこちにあった湿地帯。(カエル池)
谷戸の風景。
海が近い鎌倉にも、こんな所があるんですね。
谷戸の端からまた上り坂です。
富士見坂では、生憎の天候で富士山は見えず。
代わりに、モノレールが遠方をクネクネと走る姿が見えました。
この先で、目指す七里ヶ浜入口を見失い、「大桐」の案内板が立つ場所に。
これが大桐でしょうか?
この場で対面をよく見れば、住宅と緑地の入口らしき場所が谷を挟んだ向こう側に見えます。
これを頼りに進めば、やはりそこは七里ヶ浜入口でした。
散策の終点、江ノ電の鎌倉高校入口に向かって、住宅街の中の坂道をひたすら下って行きます。
この眺望にはちょっと感激。
サーファーが、水に溺れた蟻んこみたいに見えます(失礼)
どこかで目にした光景。
「俺は男だ」だっけ?(笑)
カメラを手にした人たちが江ノ電を待っていて、自分ももちろん参戦しました。
これにて散策終了。
江ノ電で藤沢に出て、かなり遅めの昼食をとってから帰宅しました。
ここのところ、出先で雨に降られずなんとかもったなと思いきや、地元駅に着く頃になって雨が降り出すことが2度ありましたが、この日はセーフ。
七口散策が終わって、この日は鎌倉歩き番外編となりましたが、もう1回、この春に鎌倉を歩く予定があります。
かなり獲得高度がありそうなルートで、膝が爆発しないことを祈るばかり・・・