これは、大仏坂の切り通しを歩くはずだった先の日曜日の散策後半戦です。
この記事では、歩いたルートを辿りやすいように、事後に調べて判明した土地、道、川等の名称を記していますが、訪れた当日は脳内地図とスマホのマップを頼りに、「突き当たった通りを渡って」「二手に分かれる道が右側に曲がって」と方向感覚を頼りに彷徨しています。
そんなんで、北条氏常盤亭跡、通称タチンダイのやぐらを見学した時、林の中の2度の彷徨で既にちょっと疲れ気味。
そこで、この付近にあるカフェで小休止することに。
北条氏常盤亭跡から市役所通りに出た辺りは、常盤字一向堂と呼ばれている地域です。
市役所通りの長谷隧道の西側にあたります。
上の写真、北条氏常盤亭跡が通りの左側に位置し、通りの正面には長谷隧道が見えています。
ここで右へと分岐している道が、市役所通りが開通する以前に、裏大仏ハイキングコースを経由して葛原岡へと通じていた旧道だそうです。
目指すカフェは、正面にそびえる崖の天辺に見え隠れしています。
あそこまでのアプローチは?
どうやら、長谷隧道の上を通っている裏大仏ハイキングコースから入っていけるらしい。
では、ここから裏大仏ハイキングコースになるべく短いルートで入るには?
この付近の地図を参考に、この旧道を入っていって常盤地区沿いに歩いていけば、どこかでショートカットがありそう。
と判断して、旧道を進みます。
すぐに、同じく市役所通りから分岐する道とぶつかります。
過剰に思える2本の分岐道。
地図を見ると不自然さ極まるこの道筋、何か理由があってこうなっているんでしょう。
ここを、民家を縫うようにまっすぐ進むと、、、
ここからすぐに市役所通りに合流します。
これが源流から流れ出している殿入川の水路なのでしょうか?
で、やり直し。
先ほどの地点まで引き返して、常盤の住宅街へと向かう一向堂通り(かつての東坂)を上っていきます。
すると、向かって左側に一向堂公園が現れます。
どこかにハイキングコースに抜ける道がありそうとばかりに公園内を歩いていくと、ピッタンコカンカン、尾根方面に向かういい感じの道がありました。
山道を嗅ぎ分ける嗅覚が発達してきた?
この道を歩いて行くと、案の定、裏大仏ハイキングコースに出ました。
右は長谷方面、左は源氏山方面。
先ほどの市役所通りで目前の崖上にあったカフェに向かうのに、随分と長谷方面へと遠回りしています。
で、ここで折り返して、源氏山方面に向かってハイキングコースを歩きます。
ところどころ海が望める所もありましたが、視界はイマイチ。
そしてしばし、ようやく目的地の樹ガーデンの道標が出てきました。
森に浮かぶ天空のカフェ「樹ガーデン」
ああなるほど。
ここはラピュタだ・・・
富士山が良く見える席でコーヒーを飲みます。
ひーこら言いながら汗をかきかき歩いて来たので、ためらわずにアイスコーヒーをオーダしたのですが、
汗が冷えてきて、一挙に身体が冷えてしまいました。
ある程度想定できても、目先の欲求優先でよくやる失敗です(笑)
起伏に富んだこの土地を上手に活用しています。
ティータイムも終わってトイレに向かって歩いて行くと、何やら下に降りていく階段あり。
あれっ! 何とこれは!!
こーんな遠回りをしてこなくても、市役所通りから階段を上って来れたんですね・・・
この徒労感で、ってわけでもありませんが、膝の痛みもあり、ここからは予定を大幅に変更して大仏坂をショートカットすることに決定。
裏大仏ハイキングコースの来た道を戻って、、、
大仏坂切り通しへの道と、県道32号藤沢鎌倉線の大仏坂トンネルの上方で合流。
ぬかるんだ石段を降りて県道へ。
ここはもう長谷。
大仏様をチラ見して、、、
以前に十二所で買えなかったお目当ての和菓子を買って、
中華店でお昼ご飯。
わざわざ鎌倉来てまで中華を食べる人もいないのか、自分以外の3組のお客さんは全部外国人!
でも噂通り、横浜名物のサンマーメンが旨かった!
裏大仏ハイキングコースに入るまでは、人よりもリスとの遭遇の方が多かったのですが(笑)、ここ長谷に来ると鎌倉が国際的な観光地であることを実感します。
ここからは、県道311号鎌倉葉山線を鎌倉に向かってのんびりと歩きます。
たい焼きを歩き食いしたりして、、、(後半戦は食べてばっか)
ぶらぶらしているうちに、、、
御成町へ。
御成通りには、鎌倉時代の武将の名が書かれた旗がひらめいていました。
そして鎌倉駅にとうちゃこ。
前半は良く歩き、後半は良く食べた、一粒で二度美味しいグリコみたいな散策でした。