案内に従い、湖畔から離れて斜面を登って行くと、再び道52(屈斜路摩周湖畔線)に出ます。
ここからは、またリエゾン。
森に囲まれた道道の歩道を歩きます。
地図を見れば、この先ずっと屈斜路湖沿いの道なので、湖を横目に見ながら飽きずに歩けるかと思っていましたが、実際はどこまでも行っても樹木・樹木・樹木・・・
暑いこともあって、道道の歩道を歩く区間の長いこのルートを「トレイル」と呼ぶことに、ちょっと不満を感じ始めました。
やがて「砂湯」という観光スポットに着きました。
湖畔のキャンプ場。
レストハウスがあります。
(汗拭きタオルが写りこんだ^^;)
ちょうどお昼時だったので、ここで昼食にしました。
ちなみに、ここで食べておかないと、この日の終点まで食事をとれる店は皆無でした。
見た目、あまり美味しそうに見えないバターコーンラーメン(塩味)をいただきました。
(普通に美味しかったです^^;)
既に軽い脱水症状だったんでしょうか?
暑いにも関わらず、汁気のないご飯物より、ラーメンに目が行ってしまいました。
そして、売店で売ってるピスタチオのソフトクリームがここの名物らしいんだけど、喉が渇きそうで手が出ませんでした。
普段なら飛びつくところ・・・
屈斜路湖と言えばクッシーです。
すっかり忘れていましたが、その昔そんな騒ぎがありましたね。
波打ち際の砂浜を掘ると温泉が出るそうで、この炎天下でも、何組かの家族連れが穴を掘っていました。
また、冬になるとオオハクチョウが大挙飛来するそうです。
出来ることなら、季節を変えて車で来たいものです。
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重い腰を上げてリスタート。
次のポイントは「池の湯」です。
こんなに暑いのに、また温泉か・・・
池の湯の手前で、右へ分岐する小径あり。
池の湯・コタン旧道と呼ばれる、かつてのアイヌの方の生活道路だそうです。
サインはこの道を指しています。
ここからは、池の湯はすぐそこ
池の湯露天風呂
近くに茂みの中にバスが放置されていました。
池の湯温泉への送迎バスでしょうか?(笑)
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道52の湖畔寄りに通じている旧道を進みます。
約3kmほど歩いて、道52に合流。
途中、立ち込みでやってる釣り人がいました。
どうやって来るのかと思いましたが、ここに車が停められるんですね。
後から調べたところ、この付近アメマスのポイントらしい。
この先1kmで古丹です。
古丹(コタン)と言うのは、この地の地名ではなく、アイヌ語で「宅地」をさし、アイヌ民族の生活の本拠地のことだそうです。
そういうことか!
川湯温泉を出てから初めての人が住む集落です。
ここで、またしても野湯あり。
コタン温泉露天風呂
こんな風景を見ながら風呂に浸かれる幸せ
ここまでの風呂と同様、冬はオオハクチョウを目の前で見れるようです。
しかし
この頃、暑さに参って、もはや温泉や風呂なんてどうでもいい気分でした。
ようやく通りかかった集落で、休めるお店があるかと期待しましたが、お店はおろか自販機もない。
水分も切れていましたが、諦めて先に行こうとしたところ、アイヌ民族資料館の裏手に・・・
移動販売車が止っていました。
聞けば、本来は決まった地元住民向けの販売だけとのことでしたが、この天気で汗だくの我々を見て、冷たい飲み物を売っていただきました。
ありがとう、ホクレン実り恵み号!
冷やっこい飲み物で喉を潤して、元気を取り戻しました。
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屈斜路湖の最南部。
ここから釧路川が流れ出します。
流れ出しから河口までダムも堰もない釧路川は、カヌーイスト憧れの川だそうです。
眺湖橋より下流方面を望む
ここから下って行けば、前日体験した釧路湿原まで行けるのか・・・
楽しそうだなあ~
さて
長かった一本道が、R243通称「パイロット国道」に突き当たり、ここを右折して、あとはR243で目的地に向かいます。
スマホでルート図を見ると、途中で和琴半島へと寄り道がありますが、農耕地の中を直進して終わり。
ところが、これが北海道マジックです。
とにかく、畑以外何もないし道もやたらとまっすぐなので、地図上は近い距離に見えるんですが、、、
歩いてみると、行けど進めど目的地が近付いて来ません。
やっと見つけた自販機でコーラを買いましたが、一瞬で飲み干しました。
そして、ようやく和琴半島への四つ角まで来ましたが、わざわざ行って戻ってくる余力なし...。
それに・・・
ここを曲がれとの「MKT」のサインがない。
「じゃあ、ここを曲がるなんてわからないじゃん!」
と子供みたいな理由を付けて、ここは素通りと決めました(笑)
でも、これで正解。
この後も、ゴールがなかなか見えずに死の行軍。
次第に、頭の真ん中辺りがもやもやしてきて、これは熱中症の症状だと気付きました。
ようやくホテルが見えて来た時、「もう歩くのはご免」と思ったことです。
とにかく、これにてMKTは完歩!
到着すると、先ずは自販機でコーラを買って、またも一気飲み。
部屋のシャワルームで汗を流して、結局大浴場へは一度も行かず。
夕食はバイキングでしたが、カミさんが驚くくらいの小食ぶり。
もったいない・・・(T_T)
アルコールを飲む気にもなれず、ひたすらフリードリンクのメロンソーダをお代わりしていました。
そして、、、
ホテルの窓から屈斜路湖が見えたことは覚えていますが、部屋の設備や内装を全く覚えていないことに今気付きました。
(続く)