ここ下風呂温泉には
「大湯」「新湯」の2箇所の湧口と、海辺から湧いている源泉「浜湯」があり、「浜湯」はさらに温泉の湧口によって効能が異なっています。
下風呂温泉郷全体で4箇所の源泉を楽しむことができます。
中でも大湯と新湯は、室町時代から同じ場所で守り続けられたと言われる温泉浴場がありました。
※以下の画像は、青森県の観光国際戦略局>観光企画課の運営する「まるごと青森」サイトより拝借しました。
大湯
新湯
しかし、2020年11月30日に大湯と新湯は建物の老朽化などの理由で閉館となりました。
翌12月1日からは、新しくオープンした新・温泉公衆浴場「海峡の湯」が後を継いで、大湯と新湯を同時に楽しめるようになり現在に至ります。
下風呂温泉の歴史は、上記サイトの他、近くの足湯施設にある案内板が参考になりました。
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湯治旅2日目は生憎の悪天だったので下風呂で過ごすことに。
午前中に、大湯と新湯の公衆浴場跡地を訪ねました。
と言っても、大湯跡は投宿しているまるほん旅館の目の前です。
そして、こちらが新湯跡
この旅をするまで下風呂温泉の存在すら知らなかったものの・・・
ほんの4年前に閉館だなんて、営業しているうちに行ってみたかったもんです。
今回お世話になったまるほん旅館は、大湯を源泉としています。
せっかくなんで、大湯と新湯を同時に楽しめるという「海峡の湯」に行ってみました。
よりによってこの日定休日なんて(T_T)
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各源泉の湯質泉質を、青森県下北半島・風間村の観光ポータルサイトより転記しておくのでご参考まで。
大湯系(白濁)
泉質 酸性・含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、筋肉や関節などの痛み、消化器疾患
新湯系(透明に近い)
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、筋肉や関節などの痛み、消化器疾患
浜湯系 海辺地1号
泉質 ホウ酸-食塩硫化水素臭(緊張低張性高温泉)
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症
浜湯系 海辺地2号
泉質 ホウ酸-含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型)
食塩硫化水素臭(低張性弱酸性高温泉)
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症