Now or Never

今でしょ!

【狂犬通信 Vol.120】下総國葛飾郡・幸手城

幸手城は東武鉄道幸手駅前に有ったとされついます。
かつて城内に有ったとされる一色稲荷神社が駅前に残り、解説板が設置されています。
室町期、幸手を支配したのは、古河公方の奉公衆である一色氏です。
一色氏は足利将軍家の分家である吉良氏の分家であり、足利将軍家を支える有力一門衆でした。
一色本家は京で幕府の要職にありましたが、一色氏の分家の1つが鎌倉府を支える為に関東に派遣され、幸手を領地としました。
これが、幸手一色氏です。
海老名の上今泉館に居住した護王姫の夫の一色伊予守も幸手一色氏の一族と推定されます。
現在、城跡は完全に市街化され、痕跡は全く留めません。
駅前という立地以前に、江戸末期には既に痕跡を留めていなかったそうです。

f:id:toei-sportif:20211230210504j:plain

f:id:toei-sportif:20211230210512j:plain

※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)