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【狂犬通信 Vol.8】相模國足柄郡・小田原城 北条氏政、氏照墓所

小田原駅東口のロータリから路地を1本入った所に小田原征伐の後に自刃した北条氏政、氏照兄弟の墓所があります。
北条氏政は小田原北条氏の4代目当主で、小田原征伐時には既に嫡男の氏直に家督を譲っていましたが、実質的な当主として、豊臣秀吉から自刃を命じられました。
嫡男の氏直は徳川家康の娘婿であり、自身の決断で降伏を申し出たとして、高野山に追放処分と成ります。氏直は1年も経たずに罪を許され、大阪城下に屋敷と一万石の領地を与えられ、大名に復帰しますが、程なく病死したため、家督は従弟の氏重が相続して、北条氏は明治まで続きます。
氏政は氏政のすぐ下の異母弟で、北条氏のNo.2でした。
若い頃に南武蔵の守護代の大石氏に養子に入り、旧大石氏家臣団で構成された八王子衆(滝山衆)を率いていました。
対豊臣では強硬派の首魁であるため、自刃を命じられました。
(氏照の下の弟で氏政の同母弟である穏健派の北条氏規徳川家康の幼馴染みということもあり、秀吉に旗本として召し抱えられています。)
他にも重臣の松田憲秀、大道寺政繁が、譜代の重臣にも関わらず、主家を裏切るとは不届きであるとして、自刃を命じられました。

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)