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今でしょ!

【狂犬通信 Vol.57】ロッキードF-104J

航空自衛隊府中基地に展示されているロッキードF-104Jスターファイターです。
ご存知のとおり、60年代後半~80年代の始めまで、空自の主力戦闘機で、ゴジラによく撃墜されていました。\(--;)
導入に際して空自は米軍の最新の迎撃戦闘機であるF-102の購入を米側に打診しましたが、F-102は米本土防空用の高度な地上設備とリンクして威力を発揮する戦闘機であるため、あっさりと米側に断られたそうです。
仕方ないので、米側が同盟国に売り込みをかけていたF-104が採用と成りました。
F-104は御覧のとおり、鉛筆に小さな翼を着けた形状をしていて、旋回性能を捨てて、速度に特化した機体であることは、素人目にも明らかです。 格闘戦を想定しないため、武装はミサイルのみとされ(後にベトナム戦の戦訓からバルカン砲を装備)、当時のミサイル万能主義者から「最後の有人戦闘機」と呼ばれました。
今見ると、機体は非常に小さく感じますが、エンジン部(当該機はエンジン未装備)が機体に対して、随分大きく感じます。
F-104のエンジンは、GE社のJ79を一基搭載していましたが、同じエンジンをF-4は二基事を考えると、このF-104の軽量ぶりが判ると思います。
西独空軍は、F-104を戦闘爆撃機として運用していましたが、このF-104を含むセンチュリーシリーズは単機能に特化した機体が多く、使い勝手が悪そうです。
空自は、機体が小さいため、航続距離の短かさに泣かされたと言われています。
しかし、軍事基地(ゲートではこの暑さの中、ヘルメットと防弾ベストを着けたお姉ちゃんが歩哨に立ってた)のフェンスに張り付いて、中の写真を撮っても逮捕されないなんて、日本は良い国ですな。(米国でも基地のMPがすっ飛んで来て、御用だそうです)

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)