Now or Never

今でしょ!

安房森林軌道 小杉谷線

それでは、カミさんが歩いたルートを辿ってみましょう。

屋久島に入った2日目。
淀川登山口から山に入って、黒味岳~宮浦岳(屋久島最高峰)~新高塚小屋と歩いて山小屋で一泊。

翌日、縄文杉~大王杉~夫婦杉~ウィルソン株と杉アレルギーのある方が聞いたら卒倒しそうなルートを経て、、、

お待ちかね、安房森林軌道の小杉谷線の終点「大株歩道入口」から「荒川登山口」に向かって軌道上を歩きました。

縄文杉方面から「大株歩道」と呼ばれるルートを歩いてきて、この木段を降りてきた所が、

大株歩道入口

橋を渡ればすぐに小杉谷線のドン付きなのにそこを撮ってないんです(T_T)

終点にはトイレがあるが、行く必要がなかった模様

橋の反対側、こちらに向かって進みます。

この軌道は、登山ルートの一部となっているため、軌道上に歩くための踏み板が整備されています。

これは、車両すれ違いのための待避線か?

怖いんですけど

これは多分「三大杉」

杉の木立の中を進む。

楠川別れ

屋久島の北部「楠川」方面への分岐箇所のようです

小杉谷橋を渡る直前に小杉谷小・中学校跡が現れます。

小杉谷太忠岳分校校門

最盛期の人口は540人。小中学校には約150人が通っていた

小杉谷橋

安房川を右岸に渡る

小杉谷橋を渡った先の袂には、石塚線の分岐があり

車両の運行状況を示す信号が設置されています。

これっ、怖くないすか?

太忠橋

左を流れるのは安房

ここも地味に怖い

ちょっとした車両基地があったと思われる一画。

朽ち果てたDLが!

インパクトが強かったようで、何枚も写真を撮ってます。

この角度でよくぞ撮ってくれた!
はっきり「SKW」と読めます。

酒井工作所製

6気筒エンジンもバッチリ撮れてる!!

その先は手掘りの隧道。

まるで遊園地のアトラクションみたいです。

隧道を抜けると、安房川の支流荒川を渡る長い橋梁

渡った先は、安房方面へ伸びる屋久島電工区間との分岐があります。

この分岐の先が屋久島電工区間です。
ここは軌道上を歩けないので、踏み板が敷かれていません。

右へスイッチバックすると、荒川登山口の車両基地はすぐそこ。

車両基地側から撮っているので車両基地の様子がわからない

お疲れさまでした。

基地では、停留しているDLや

前から撮って欲しかった

モーターカーの写真を残してくれました。

この通り、大株歩道入口からのルートを写真で辿ってきましたが、Googleストリートビューで辿れることがわかってしまいました(笑)

進行してきた向きで車両基地を見るとこんなです。

何て便利なんだ、ストリートビュー

これにて、安房森林軌道小杉谷線の旅は終わりです。

これで結構お腹いっぱいになりました。
この軌道上以外の歩くルートを考えると、私自身の屋久島行きは来世のことになりそうです(笑)

まだまだ山を歩く元気が残っているナローゲージマニアの貴方!
現役の森林鉄道を訪れて、走っている姿を目に焼き付けてみてはいかがでしょう。