三ツ沢せせらぎ緑道

去年だったか一昨年だったか、同じこの時期にアジサイを見るために、三ツ沢せせらぎ緑道に行こうとしたことがあります。
滝の川から暗渠を遡ったところ、六角橋辺りで見失い、その後行きそびれたままとなっていました。

で本日、雨の中を本懐を遂げるために行って参りました。

その頃に比べてちょっと知恵のついた私は、横浜の古地図を見て、どの辺りを流れていたかを事前学習。
そしてわかったことは、緑道は滝の川本流ではなく、支流の反町川跡に作られたこと！
（註）MS-IME2007ときたら、"反町"が"たんまち"では変換できず"そりまち"で変換[E:angry]

神奈川（昭和6年）の地図

さあ、これで完璧。
今日も滝の川を下流から遡ります。

中央卸売市場の玄関、万代橋。

河口方面。

高島線橋梁を、はまかいじの送り込み回送電車が走ります。

川からちょっと離れて、宝町踏切付近。

昭和チックなカラオケ居酒屋。
夜は、市場で働く方々で賑わうんでしょうか[E:lovely]

R15(第一京浜)の滝の橋。

橋の上の信号も『"滝"の橋』｡｡｡
そして、近くには『浄"滝"寺』｡｡｡
この一帯、やたら"滝"の名が目立つのは、浄滝寺の裏、おそらくはこの辺り↓に滝があったことからだそうです。

ヤクルトファンなら泣いて喜ぶ土橋（本当か・・・[E:bleah]）

以前にも足を止めて写真を撮った、京急橋梁脇の慶運橋。

上流側にはJR橋梁。

近づいて見ると、JR橋梁のすぐ上流側、R1(第二京浜)の境橋。
ここで二手からの流れが合流していることが見てとれます。

左が支流の反町川、右が滝の川本流。

境橋が架かるR1の二ツ谷信号を横断しますと、合流直前の反町川に架かっていたと思われる橋の欄干が残っていて、この先は暗渠となります。

暗渠は、このスケートリンクの敷地西側に沿って続きます。

このスケート場、かつての横浜の腕白坊主は1度は訪れたことがあるのでは？
（新横浜に出来るまではここしかなかったんです・・・）

暗渠っぽい筋を辿って行くと、R1(新道)に行き当たります。
いかにもそれっぽいアスファルト。

そしてR1を渡った先は、紛れもない暗渠ですね[E:smile]

更に進むと、東横線跡と交差。

左右に続く茶色のタイル道が、今は地下に潜った東横線跡。
左に500mほど進むと反町駅です。
反町川跡は、進入禁止標識の先、左に急カーブをとって進みます。

ここで写真を撮っていると、笑顔のお父さんに声をかけていただきました。

※大滝秀治さんばりの笑顔のお写真は削除しました。
　勝手に掲載してすみませんでしたm(_ _)m　
　
「ALPSと犬印、懐かしいねえ」

同じ趣味の方かと思ったら、何とこのご近所の自転車屋さんのご主人とのこと。

「電動自転車とかを扱っている普通の店だけど、昔の知り合いに好きなヤツがいましてねえ」

お店の名前を教えていただき、帰ってからググってみると、ホームページに店長さんや店員さんのブログもあり、とってもお客さんを大事にされていることが伝わってくるお店です。

伊奈サイクル↓

伊奈サイクルのホームページ

ブログを書かれている3代目店長さんの年齢を推測すると、笑顔のお父さんは先代2代目のご主人のようですね。

さて、ここで何やら凄い自販機が目に入りました。
えっ、40円、50円？

ここで雨がいよいよ本降りになってきました。
先を急いで、かつての川筋に出来た道を進みます。

宝玉稲荷大明神

この辺り、今の道幅から小さな川が想像できるのですが、洪水が起きたんですね。

さらに進むと、橋の親柱が現れました。

近くには、お地蔵さん。

先程の御神体に、今度は石仏( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ
ありがたいものがいろいろと流れ着く土地ですね。
どちらもお参りして来なかったのは失敗だったか！[E:coldsweats01]

R1の島田"橋"交差点を渡って、、、

まもなく案内板が現れ、ここが緑道起点かと思いきや、案内板を見るとR1を横切る前から始まっていたようです。

さあ、ようやくアジサイです。
息切れしてきたので、アジサイと緑道を下手な解説は抜きでご紹介！

緑道の終点(起点)近く、R1とニアミスする箇所に滝があります。

案内板を見ると、ここを流れるのは地下鉄の駅に湧き出る地下浸透水で、これだけでは水量が足りないため、緑道に浸み込んだ水を循環させていると書かれています。
人工の滝でした[E:confident]

横浜国大付近を源流とする反町川は、ここせせらぎ緑道でも暗渠の中を黙々と流れているようです。

ところで今頃気付きましたが、この緑道自転車進入禁止じゃあないですか！
ごめんなさーいm(_ _)m