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【狂犬通信 Vol.13】青根防空監視哨

青根防空監視哨は青根小学校(既に廃校?)の裏山にあります。
名前から受ける印象のとおり、戦時中に設けられた、首都圏の防空のための監視施設です。
山梨県内にもある様ですが、神奈川で残っているのはここだけと思われます。
監視は、レーダー等の電波兵器は用いずに、双眼鏡による目視と聴音壕と呼ばれる直径3m程度の穴に設けられた聴音器による観測といった原始的なものでした。
1年くらい前の雑誌「歴史群像」に記事が載っていて、聴音器はラッパ状の金属管で、なんで半地下状の壕内に設置するのかは、書いてありませんでした。
首都圏での迎撃戦では、海軍の厚木航空隊や立川の陸軍第244戦隊の奮戦が有名ですが、やはり、首都防御の対空監視がこんなに原始的では、米軍とは初めから勝負には成りませんな…。

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※内容に誤りがある事があります。(by 綾瀬の狂犬氏)