ステレオ! これがビートルズ Vol.2 (JP) [1966.05.30]
以前のブログで「Vol.1」を紹介しているので、このアルバムの素性はここでは簡単に。
1966年にビートルズの来日に合わせてリリースされたアルバムの第2弾です。
と言っても、Vol.1の僅か5日後に発売。
私が持っているのは、1969年にアップル・レーベルで再発されたものですが、「来日記念盤」の帯はそのまま。
帯のタイトルを「With The Beatles」に替えたら、きっと当時のファンは「何だ、これ?」だったでしょうね。
といって、日本編集盤のファーストアルバムと同じフォトを使って、英国オリジナル盤と同じ装丁にもできなかったのでしょう。
曲順が違うけれど、英国盤の「With The Beatles」と収録曲は同じアルバムであることは帯をとってみればわかります。
「Vol.1」と同様に、ゲートフォールドのジャケット
綴じられたフォトが、私にはどうも・・・
ミュージシャンのフォトは、やっぱ歌って演奏している場面がいいよなあ~
こうして記念写真やポートレートみたいな写真を並べるあたり、ミュージシャンと言うよりアイドルに近い存在だったんだろう。
まあ実際、前年リリースされた「Help!」のアルバム邦題は、「4人はアイドル」だった(笑)
歌詞カードが綴じ込みで、ライナーノーツがないのはVol.1といっしょ。
この緩~い似顔絵いるか?
A1. オール・マイ・ラヴィング
A2. プリーズ・ミスター・ポストマン
A3. ドント・バザー・ミー
A4. イット・ウォント・ビー・ロング
A5. オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ
A6. リトル・チャイルド
A7. ティル・ゼア・ウォズ・ユー
B1. ロール・オーバー・ベートーヴェン
B2. マネー
B3. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
B4. ホールド・ミー・タイト
B5. デヴィル・イン・ハー・ハート
B6. ナット・ア・セカンド・タイム
B7. ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー
ちょっと面白いのは、英・米の2ndアルバムではA面1曲目の「ロール・オーバー・ベートーヴェン」が、日本編集盤の「No.2」でも本アルバムでもB面1曲目であること。
最初、東芝音工の高嶋弘之氏が、ジョージがメインボーカルの曲をアルバム先頭に入れるのはインパクトに欠けると考えたのかと思いました。
でも、もしかしてこの英・米と日本の違いは、チャック・ベリーに対するリスペクトの差じゃないのかな?
そして、「オール・マイ・ラヴィング」をA面1曲目に配したのは、リズムよりメロディーを好む当時の日本ファンに合わせたんだろうなと。
このアルバムも後追いの入手で、聴きたい盛りの頃眼中になかったため、これまた再生回数の極端に少ない1枚です。
ビートルズの2ndアルバムに関する雑文はこれにて終了。
次は、映画のサントラ盤のあのアルバムです。
また、5年後かな・・・