東芝音工製のセカンドアルバムです。
ビートルズNo.2! (JP) [1964.6.5]
この通り、日本編集盤のファーストアルバムと同様に、米キャピトル盤と同じデザインのジャケット。
ただし、収録曲が違うのでここは違います。
東芝音工盤
キャピトル盤
ジャケットの裏も違う。
東芝音工盤
キャピトル盤
ファーストアルバムのジャケ裏面は高崎一郎氏のライナーノーツだったのに、何故この陳腐なポートレートになったのか・・・
正直、損した気分になる(笑)
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このアルバムはMONO盤(モノラル盤)です。
日本編集盤は1、2、5枚目がMONO盤で、他のSTEREO盤より300円安かった。
MONOってことは、せっかく左右に2つあるスピーカーから同じ音が出てくる。
だったらスピーカー2つもいらないじゃん。
音の立体感なし!
子供ながらにも、当時は「MONO、だせえ!」と思ってました。
しかし、後年になって「初期のビートルズはMONO盤で聴くべし」なんてことになるとは、もちろん思いもよりませんでした。
ただし、この場合のMONO盤って英国オリジナル盤を指して言ってるのですが。
さて
この個体は、「赤盤矢印帯」の収集を目的に近年手に入れたものですが、この通り赤盤に非ず。
アップル・レーベル矢印帯の赤盤って、結構数が少なくて・・・
それではと、触手を伸ばしたのは、オデオン・レーベルの赤盤です。
しかし、こちらは帯がありません。
でもいいのだ。
オデオン時代に付いていた半掛け帯や半円帯は、実物を見たこともないので愛着がないし。
そもそも、欲しくてもなかなか出回らないし、あっても驚くほど高価(概ね6桁!)で所詮手が届きません。
半掛け帯なら、このミニチュアで充分!
2014年に発売された日本編集盤CDボックスにおまけで付いきたものです。
ちなみに、アップル・レーベル時代にビートルズを聴くようになった私は、ビートルズのレコードのレーベルデザインはリンゴのマーク、インナースリーブは黒しかないと思っていました。
友人(の兄貴)のレコードを借りたらオデオン・レーベルだったことがあって、子供ながらに怪しいバッタもんだと思っていたものです。
それが、アップル以前のレーベルであったことを理解してからも、ビートルズの象徴と信じていたリンゴじゃなくてダサいデザインだと、全く興味が持てないまま現在に至ります(笑)
おっと
衝動買いのオデオン・レーベルはおいといて、話を戻しましょう。
日本編集盤は、1枚目がまるで初期のベストアルバムなので、このアルバムは出がらしになるかと思いきや、3ヶ月前に英国でシングル盤が発売され、当時世界中で売れまくっていた「キャント・バイ・ミー・ラヴ」を看板にして恰好をつけました。
※右の矢印に記載したのは編集元となる英国盤
A1. キャント・バイ・ミー・ラヴ ← シングル(6枚目A面)、A Hard Day's Night
A2. ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット ← Please Please Me
A3. サンキュー・ガール ← シングル(3枚目B面)
A4. 蜜の味 ← Please Please Me
A5. イット・ウォント・ビー・ロング ← With The Beatles
A6. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン ← With The Beatles
A7. ゼアズ・ア・プレイス ← Please Please Me
B1. ロール・オーバー・ベートーヴェン ←With The Beatles
B2. ミズリー ← Please Please Me
B3. ボーイズ ← Please Please Me
B4. デヴィル・イン・ハー・ハート ←With The Beatles
B5. ナット・ア・セカンド・タイム ←With The Beatles
B6. マネー ←With The Beatles
B7. ティル・ゼア・ウォズ・ユー ←With The Beatles
結局、後年になって入手したものの、思い入れが少なくて、再生回数は極端に少ない1枚です。