競走馬は血で走ると言います。
今年のダービーは、出走馬17頭全てサンデーサイレンスの血が流れていると聞いて驚きました。
私も、以前は共同馬主にも手を染めて競馬を楽しんでいた時期がありました。
20~30代の頃、私にゴルフと競馬を教えてくれた同じ職場の師匠は、まだパソコンが一般に普及していなかった時代でしたが、過去レースの結果を緻密に分析していました。
負けた時の口癖が
「下手な騎手が俺が考えた通りの最善の乗り方をしなかった」
でしたね。
私は、そこまで大言壮語できるほど心血注いでいませんでした。
そのうち、共同馬主も馬券も所詮は運次第と実感して、興味を失っていきました。
共同馬主を止め、馬券を買う頻度も少なってなっていき、いつしかGⅠレースすら観ることもなくなりました。
こうして、馬券なんてもう何年も買っていなかったのですが、先日ウォーキングをしながら聴いていたラジオで、アナウンサーの発言が琴線に触れてしまいました。
曰く
今年のダービー、断然一番人気のエフフォーリア。
父エピファネイアは、2013年ダービーの2着馬。
父の父シンボリクリスエスは、2002年ダービーの2着馬。
そして、母の父ハーツクライは2004年ダービーの2着馬である。
しかも、この時のハーツクライの鞍上は、今回エフフォーリアに乗る横山武史のお父さん横山典弘である。
これは、今回のダービーでエフフォーリアが2着に敗れるサインに違いない。
とまあ、こんな内容でした。
馬鹿な私は、ここで暗示にかかりました。
もしかしたら、オレオレ詐欺に引っかかるタイプなのかもしれません(笑)
ふ~ん、面白いじゃん。
乗ってやれ!
直前の人気は断然エフフォーリアで、単勝1.7倍です。
しめしめとばかり、即PATを申し込んで、エフフォーリアを2着に据えて、馬単を3点買いました。
1着に選んだ馬は、パドックを見るわけでもなく、過去のレースを分析するでもなく、調教の具合を確認するでもなく、まあ縁起にかけたようなものです。
結果・・・
負けました。
しかし、驚いたことに、あのエフフォーリアは、長い写真判定の末にわずかクビ差で2着じゃあないか!
ちょっと鳥肌が立った瞬間です。
そして勝ったのは、全くノーマークだったシャフリヤール。
鞍上は、エフフォーリアの父エピファネイアに乗ってダービー2着となった福永祐一その人でした。
こういうことがあるから、サイン馬券って変わらず根強い信仰があるんですね。
久しぶりにドキドキして楽しかったのですが、馬券を買うのはしばらくやめておきます(笑)