Now or Never

今でしょ!

Bianchi、どうしよう

キャリパーブレーキの組み込みのために、軽い気持ちでショップに持込んだ2004年モデルのBianchi号。

正式名称は「Bianchi SL3 Al/Carbon Centaur」です。

チェレステカラーへの憧れから、例によって熱病に罹って購入。

購入当初は、バイクラックにかけられてただの飾り物になっていたのに、気が付けば我が家で一番距離乗られている自転車になりました。

今回持込んだショップからの指摘で、チェーンリングの磨耗が激しくチェーンが浮き上がっている状況が判明。

交換を勧められました。

このところ頻繁に発生するチェーン落ちに悩んでいたので、これには合点合点!

ところが、とっくの昔にトリプル(53-42-30)のチェーンリングはカタログ落ちしていて、新品の入手は困難、と言うよりかまず無理。

仕方なくコンパクトクランク(50-34)へのコンポ交換を検討するも、現行製品がビジュアル的にどうしても気にいらないため、新古品の持込に関する相談をしようと翌日ショップを訪れたところ、更なるショッキングなアドバイスあり。

店主曰く、

「フレームもメーカーが想定する耐用年数(公表しないが大概10年程度らしい)を超えていると思われる」

「アルミフレームは、スチールと異なり、使っていれば必ず寿命が訪れて破損する。また修理も効かない」

「剛性の高い新しいパーツに入れ替えることで、フレームにかかる負担もより大きくなる」

「乗り手の体重によっても負担・ダメージが大きく異なってくる」

「せっかくコンポを入れ替えても、来年フレームが破損する可能性もある。新車への乗り換えも視野に入れて、じっくり検討いただいた方がいいと思う」

適切なアドバイスに感謝です。

ましてや、このフレームは4年前の交通事故でカーボンバックにクラックが入って補修した経緯がある。

さあ、どうするか?

以前の自分なら、これ幸い(笑)とばかりに新しい自転車選びに夢中になったはず。

しかし、今回はとてもそんな気になれません。

寂しい話ですが、この先何年自転車に乗れるんでしょう?

Bianchiの他にもTOEI、ALPSがあるのに、無理して新たにロードを買い替える価値が本当にあるのかな?

今更アルミやカーボンのロードの新車を買ったところで、これからは脚力だって衰える一方なのに、猫に小判、豚に真珠、明らかにオーバースペックでは?

クロモリロードは確かに魅力だけど、大枚はたいてクロモリを3台持つほどオールド自転車マニアだったっけ?

かと言って、フレームに目をつぶってコンポを入れ替えても、それなりの出費になります。

そして、いつフレームが壊れるともわからない自転車にビクビクしながら乗り続ける?

フレームが壊れたら、今度はフレームを買ってコンポを載せ替える?

危険だし無駄も多いし面倒くさい。

もしかしたら、この自転車を畳むいい機会ではないか?

現在の室内用自転車は、汗によってヘッド周りやBB付近がすっかり錆びてしまっている。

この代替にBianchiを充てることでまだまだ使い道は残る。

ローラーに乗っているだけなら、万が一いきなりフレームが破断したところで怪我するようなこともないだろう。

現在の室内用自転車は、少々のお金を払って引き取ってもらえば、どこかで誰かに使ってもらえる。

0増1減、断舎利だ!

などといろいろ考えましたが、答えはほぼ決まりました。

「ほぼ」です(;^_^A

(多分続く)