『アリー/スター誕生』鑑賞の後日談です。
アリーがステージに立つ前のこと、物語序盤のシーン。
アリーの実家の部屋の壁に、キャロル・キングの『Tapestry』が飾られていました。
ほんの数秒だったので、私の見間違えの可能性もありますが、それはCDのジャケットでした。
1970年代のアルバムをCDで買って聴くなんて、、、
自分らのようなリアルタイムで聴いた世代に近くなければ、今ではちょっと考えれらないですよね(^^;
「わざわざお金出さなくてもYouTubeで見ればいいや」でしょ?
なので、このシーンを見た時、これはきっとCD全盛の1990~2000年代頃の時代設定なんだと思っていました。
ところがところが
アリーがジャクソンに誘われて初めてステージに上がって歌った翌日のこと。
アリーのお父さんと、共同生活しているよくわからんおじさん達が、そのステージの動画をスマホで見ながら、動画再生数を話題にしてるじゃないですか!
バリバリ今が舞台の話だったんだ(;^_^A
そう言えば、ディテールにこだわって観察眼鋭い観客を喜ばすと言うよりも、「これ、見て見て!」って感じで、あのジャケを見せたい製作者の意図がありありだったような・・・
後から思えば、次第にパフォーマンス指向へと変わっていくアリーは、元々ソングライター志望だったことを強調するための演出だったんだと納得しました。
変化の振れ幅が大きいほど、ジャクソンのせつない思いが伝わってくるってことでしょう。(多分^^;)