「よこやまの道とは、東京都多摩市の南縁を東西に結ぶ遊歩道である。全長10km。」
「よこやまの道が通っているのは、南多摩尾根幹線のすぐ南を走る多摩丘陵の尾根筋の上である。この尾根筋は古代の幹線道路が通っていたルートであり、また、多摩丘陵が万葉集で『多摩の横山』と呼ばれていたことから、『よこやまの道』と名付けられた」
いつもありがとう、ウィキペディア。
で
元々多摩地区とは全く無縁だった私がよこやまの道に着目したのは、関屋の切通しに惹かれて、小野路から鎌倉古道(の脇道)を辿って永山まで歩いた時、よこやまの道と交差して、その道標を目にしたからでした。
約2年と半年ぶりに再会した道標
次の散策ターゲットを多摩に定めてから随分と経ってしまった。
この間いろいろありました。
先の3連休の中日、2年越しの願いがかなってよこやまの道を歩いてきました。
(なーんて、願いっていうほど大げさな話でもないのですが^^;)
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小田急線を乗り継いで、降りたのは、、、
駅前ではワンちゃんがお出迎え。
跨線橋で東口に渡り、ここから結構な長い坂を登っていって、ようやく丘の上広場公園にやって来ました。
ここを起点に唐木田までの約10kmを西順路と呼ぶようです。
東順路は、その逆向き?
案内板を見ると、この東西を結ぶ遊歩道が、数々の古道と交わっているのがわかります。
行政区画的に道筋を表現すると、出だしは川崎市麻生区と多摩市の境を、中盤以降は町田市と多摩市の市境を辿るルートです。
スタートしてから雰囲気のいい道が続いて、みるみる気持ちがリフレッシュしていきます。
起伏もほどほど、障害物もなく、歩きやすい!
ちょうど、この辺りの森を舞台に作品展が開かれていて、、、
遊歩道沿いでもいくつかの作品が観れました。
我が地元の森でも同様の作品展がありました。
森と美術は、何故か親和性が高いようです。
一番印象が強かったのがこれ
ちょっと怖くて、顔を覗くことなく通り過ぎました^^;
しばらく歩くと、案内図を見て期待していたもみじの広場に
最初は、そこがもみじの広場とは気付かず(;^_^A
そして、この勾配を登った先に、、、
ここが間違いなく、この遊歩道のハイライト!
防人 見返りの峠
大山、丹沢山地から秩父山地まで見渡せる、それは見事な展望でした!!
そして富士山も
「よこやまの道」の名付け親である防人の妻が、ここで和歌を詠ったという伝承。
赤駒を 山野に放し 捕りかにて
多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ
あながち後年の作り話でもないかも。。。
こうして、スケールの大きい眺めに魅了されたのですが、、、
ここから先は、普通の一般道だったり、学校・霊園等々の各種施設の脇を縫うようなルートとなり、きっと近年の開発によってかつての森が様変わりしたものと思います。
やがて、道中スポットの一つである一本杉公園に通りかかった頃、、、
デジカメの電池が切れるorz
途端にやる気がなくなります^^;
期待していた一本杉は、作り物だし・・・
ここで、よこやまの道を離脱。
直近のファミレスを探してランチをいただいてから、メタセコイアの並木を観賞。
まるで都筑区の港北ニュータウンのような雰囲気の、鶴牧の遊歩道を通って、、、
犬に始まって大ナメクジ?で終わった散策でした。
今回歩き損なった残りのルートは、次回のお楽しみです。